2017年10月30日月曜日

崖っぷち【がけっぷち】崖っ縁

切り立った崖の縁の部分のこと、および、「もはや一歩も後には引けない窮地」を崖の縁に喩えて述べる言い方。

9条バリア【きゅうじょうバリア】九条バリア,憲法9条バリア

日本国憲法第9条において謳われている平和主義の理念が、他国の軍事侵攻を阻止する抑止力として機能している、と述べる表現。たいてい揶揄・皮肉・批判・自虐・諧謔などのニュアンスを込めて用いられる。

特定の国は日本を剛に柔に征服せしめんとしている向きがある、防衛に万全を期する備えが急がれる、それだのに国内では自衛隊の法的位置づけすら不確かであり、いざこざは話し合いで解決すべきと主張する声も大きく、軍備に関する議論すら許されない風潮がある。そうした世情を踏まえて、あわや国難の危機とも思える情況が辛くも難を逃れた場合に、皮肉を込めて「9条バリアのお蔭」と述べるような文脈で用いられることが多い。

新顔野菜【しんがおやさい】

市場に多く流通するようになり、消費者の間で新たに認知されるようになった野菜を指す俗な言い方。海外原産の野菜や、品種改良によって新規に生産され始めた野菜、元々は限られた地域でのみ流通していた野菜などが、全国的に出回るようになった場合などが「新顔野菜」の登場と表現し得る。

選挙割【せんきょわり】センキョ割,選挙割り,投票割,投票割り

飲食店などが企画する、選挙に行って投票した人に割引や特別サービスを提供するという試み。選挙への参加を見送りがちな若者などへ投票を促すという社会的意義が見出され、店側にとっても話題作りで注目を集める効果が期待できる。そんな投票は動機不純であるとういような批判の声が出ないわけでもない。

クラフトジン「craft gin」

蒸留酒の一種であるジンのうち、特に製法や素材などにこだわって作られた製品を指す言い方。定義が特にあるわけではないが、大手メーカーが大量生産している商品ではなく小規模に流通している品という意味合いを含む場合が少なくない。ビールにおいても同種の特徴を持つビールを「クラフトビール」と呼ぶことがままある。

グルカサンダル「Gurkha sandal」

グルカ(Gurkha)と呼ばれる兵団に支給された軍靴に起源が求められる革製のサンダルの通称。緩く編まれた幅広の革が足の甲の部分を覆う。足の甲の部分には隙間もあり、一般的な革靴のような硬く重苦しい印象が薄い。革靴の重厚感とサンダルの軽やかさが共存するファッションアイテムとして注目される。

まけほー

負けた!と声高に叫ぶようにして感動詞的に用いられるネットスラング的な言い方。スポーツの試合で応援しているチームが負けたような場面で用いられやすい。

踏み台企業【ふみだいきぎょう】

より高い経歴・就職先へ上るための手がかり・足がかりとして、その意味で「踏み台」にも喩えられるような位置づけで利用される企業のこと。

たとえば、より条件・待遇のよい企業への転職や、将来的な独立・起業などを見据えており、いまの職場は職務能力や経験を積むための場としてのみ捉え勤務しているような場合、その職場は踏み台企業と呼ばれ得る。
 
学生の就職活動においては、企業側が採用試験の一環として実施する「SPIテストセンター」の実践経験を得る目的でエントリーする企業を「踏み台企業」と呼ぶことがある。本命ではない、滑り止め程度の位置づけである場合もあれば、そもそも全く志望していない場合もあり得る。


推し【おし】

人やモノを薦めること、最も評価したい・応援したい対象として挙げること、または、そうした評価の対象となる人やモノなどを意味する表現。

国文法的には「推し」は動詞「推す」の連用形、あるいは、「推す」の連用形を単独で名詞として用いる表現である。

近年の美少女アイドルグループのファンの中では自分の一番のお気に入り(のメンバー)を指す表現として「推し」と表現する言い方が定着しており、昨今ではドルヲタ界隈の用語の枠を超えてアニメキャラや球団を対象に「同種のものの中ではこれが一番好き」という意味合いで広く用いられるようになりつつある。

オーテク

一般的には、日本の音響機器メーカーのブランドである「オーディオテクニカ」(audio-technica)の略称として用いられる表現。品質・信頼性に定評があるヘッドホンやイヤホンなどの製品群で知られる。

同社(株式会社オーディオテクニカ)が音響機器と並行して展開している業務用食品加工機械は公式に「AUTEC」(オーテック)というブランド名を冠しているが、通称・略称としての「オーテク」は音響機器について語らうような文脈で言及される表現といえる。