2017年7月13日木曜日

勝負メシ【しょうぶメシ】勝負飯,勝負ご飯,勝負ごはん

ここからが勝負所という場面で食べられる食事の通称。願掛け、験担ぎ、あるいは良い結果をもたらす(ジンクス的な)認識に基づき食べられる。試験を目前にした受験生が「勝つ」にかけてトンカツを食べたり、大事な大会直前のアスリートが試合前に常にカレーのような特定の料理を食べたり、といった状況が勝負メシに該当し得る。

ストリートピアノ「street piano」

街中・街角に設置されたピアノの通称。通りがかった人が演奏してよい。音楽を通じて人と人のつながりを生み出すといった趣旨を込めて設置されてる。

なお英語のstreetには「街路にある」という意味合いの形容詞の用法があり、英語圏でもstreet pianoが正しい表現として用いられている。

スーパーウーマン「super woman」スーパーレディ

並外れて優れた能力を持つ女性を指して用いられることのある言い方。一人で仕事や家事もこなすタフな女性を指すこともある。とくに女性であるという点を強調する場合に用いられる。

キャリアポルノ

谷本真由美が自著において自己啓発書を指して用いた呼び名。読者は自己啓発書を読み、ある種の達成感を覚えるが、読んだだけで満足してしまい行動には移さない、そうした状況を谷本は「キャリアポルノ依存症」と読んでいる。

日傘ブス【ひがさブス】

「日傘を差している女性は気品漂う麗人」というようなステレオタイプなイメージにそぐわない(くせに日傘を差している)という意味を込めて用いられる低俗な罵り文句。あるいは、文脈によっては、人の往来の激しい街中や行列のさなかにあって平然と日傘を差しているような心の醜い女という意味を込めて用いられる場合もある。

メタボリックドミノ「metabolic domino」

メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)の諸症状があたかもドミノ倒しのように連鎖的に発症する状況を指す言い方。高血圧や脂質異常といった諸症状が現れるとメタボと診断されるが、この段階では健康上の問題が顕在化しないため放置されやすい。しかしそのまま生活習慣を変えずにいると、内臓の機能不全や神経障害、失明、心不全といった深刻な症状に見舞われる危険度が増す。

パカブ「parcabout」パーカボート

森の木々に漁業用の網やロープを張り巡らせた、立体的なアトラクション施設のこと。網の上で飛び跳ねたり転んだり、球技をしたりして遊ぶ。

なお日本における「パカブ」の呼称は、2017年7月現在、株式会社足柄グリーンサービスが商標登録出願中である。

バターコーヒー「butter coffee」

コーヒーにバターを加えた飲み物のこと。ダイエット効果や集中力を高める効果があるとして注目を集めた。バターは良質な品を選ぶ点が重要とされる。

エムグラム「m-gram」

株式会社m-gramが提供する、性格診断サービスおよび関連サービスの総称。特に性格診断システムは簡単・精密・無料で利用可能といった点もあり多くの注目を集めている。

すこ

インターネットスラングとして単に「好き」という意味で用いられることのある言い方。特殊な含意があるというわけではない。

自分を高める【じぶんをたかめる】

自分をより理想的な存在あるいはより価値ある存在へ近づけるために、心身の成長につながる活動に取り組むことを指す言い回し。啓発書を読んだり、時代の流れの最先端の動向を追ったり、向上心に富んだ人々と交わり刺激を受けたり、といった活動を指すことが多い。いわゆる「意識が高い」人の内実を伴わない営みとして嘲笑混じりに用いられる場合もある。

心がざわつく【こころがざわつく】

心の内が落ち着かない状態を表現する言い方。よからぬ事が起きそうな予感がしたり、不安や懸念が逼迫してきたりといった状況を指して用いられることが多い。

でもでもだってちゃん

とかく「でも」や「だって」といった語を用い、できない理由・言い訳ばかりを並べたがる、という傾向のある人を揶揄まじりに指す言い方。

ストックスピール「stock spiel」

およそ誰にでも当てはまるような、蓋然的で漠然とした内容であるが、言われると多分にギクッとして内心を見透かされたように感じてしまう種類の、質問・確認の一言を指す言い方。たとえば「あなたは過去に人に裏切られた経験がありますね?」という一言はストックスピールに該当する。

ストックスピールは、さも相手を詳しく知っているかのように話す話術という点で「コールドリーディング」によく似るが、コールドリーディングは「事前情報がなくその場の観察から得られた情報を手がかりに相手を見透かす」という点に比重が置かれている。ストックスピールは「誰にでも当てはまるような内容のことを事前にストックして(蓄えて)おく」という含意が色濃い。

文体模写【ぶんたいもしゃ】

特定の文章家の筆致・筆法をまねて文章を書くこと、あるいは、著名な作家がいかにも使いそうな語彙・言い回し・文構成を用いて作家独特の文体を再現することを指す言い方。

ひふみんアイ

将棋の対局中、対戦相手の側に回り、相手が見ている盤面を確認する行為の通称。棋士の加藤一二三が考案したとされる。自陣とは逆の視点から眺めることで戦況の見え方が変わり、局面の判断を修正したり、相手の戦略を読んだりといった意義があるといわれている。大盤解説でも盤を上下回転させることをひふみんアイと呼ぶことがある。

大盤解説【おおばんかいせつ】

碁盤もしくは将棋盤を模した大きなパネルを使って戦況・戦局を解説すること。プロ棋士の対局を中継しつつ、手の意義・意図・予想される展開などを解説したり、あるいは、過去の名局の棋譜を再現しつつ指し方を講釈したり、といった催しで用いられる。

大盤解説会【おおばんかいせつかい】

碁盤・将棋盤を模した大きなパネルを用いて、対局の状況を伝えつつ戦局を解説する催しのこと。プロ棋士のリーグ戦などでは大抵、別室でリアルタイムに行われている。過去の棋譜を使用して講義のような形式で催される場合もある。

ナイトプール「night pool party」ナイトプールパーティ

日没後あるいは夜間に営業している水浴場(プール)、および同施設で夜間に行われる催し(パーティ)の通称。宵闇と灯りがお洒落な雰囲気を演出し、日焼けを気にする必要もないため、女性を中心に人気を集めている。

おともだちパンチ,お友達パンチ,友達パンチ

親指を握るようにして緩く拳を作って殴ること。通常の拳固は親指を拳の外側に出して他の4本の指をきつく閉じるが、おともだちパンチの形は力が入りきらず、やや軟弱になる。

おともだちパンチという言い方は森見登美彦の小説「夜は短し歩けよ乙女」に登場する。主人公が姉から伝授されたとっておきの技という位置づけである。

ガラスのハート

脆く傷つきやすい心、ちょっとしたことで機嫌や心証が損なわれてしまうような気難しさを形容する表現。綺麗で繊細だが取り扱いには注意を要する、というニュアンスを込めて用いられやすい。