2017年5月12日金曜日

ゲーム性【ゲームせい】

ゲームの「ゲームらしさ」を指すような意味合いで多分に曖昧に用いられる表現。ゲームの醍醐味といえるルールややりがいを感じさせる要素を指して用いられることが比較的多い。ゲームの面白みを評価する指針・基準として言及されることもあれば、「これらの作品はゲーム性が違う」というように「ゲームの性格・性質・性行」程度の意味合いで用いられることもある。

カリスマ的【カリスマてき】

人を惹起して指導・統率するような資質が感じられるさま、あるいは人を指導・統率するような資質は感じられないが不思議と人を惹きつける魅力を備えているさま。
「カリスマ」は古代ギリシャ語において「天与の力を持つ人」といった意味の語であるが、現今では英語圏でも日本語の「カリスマ的」とほぼ同じような意味合いで用いられている。

モノ消費【モノしょうひ】

商品の機能的価値に焦点を当て、製品やサービスを物的に所有することに意味があるとする消費の仕方。もっぱら、商品によって得られる経験を価値とする「コト消費」と対比して用いられる。

逆学歴コンプレックス【ぎゃくがくれきコンプレックス】

学歴の良さが劣等感の要因となること、および、その劣等感を指す語。高学歴であるために直面しやすい問題や困難にうちひしがれる傾向を指す。
具体的には「学歴相応の大企業に就職しなければ」「高学歴にふさわしい仕事っぷりを発揮しなければ」といった脅迫的観念が逆学歴コンプレックスの例として挙げられる。

なお「学歴コンプレックス」は学歴(の低さ)を尺度とする劣等感を指し、逆学歴コンプレックスは高学歴ゆえに期待される重圧に悩む傾向を指すので、両者は特に対比的・対極的なコンプレックスというわけではない。

オタサーの姫【オタサーのひめ】

いわゆるオタクの男性で占められたサークル(大学等の同好会)に所属する、ほぼ唯一の女性メンバーを指す語。ただでさえ女性との接点の乏しいオタク男子の集まりにおける紅一点、貴重な存在として、ちやほやされることが多い。
オタサーの姫の服装、気質、あるいは声の質などにはある種のステレオタイプ的な傾向が認められる。特にオタサーに所属していなくても、それっぽいぶりっ子女性を形容してオタサーの姫と呼ぶような場合がある。

働き方改革【はたらきかたかいかく】

第二次安倍晋三内閣による経済政策のコンセプトのひとつで、社会保障や子育て支援を通して中間層の働きやすい環境を作り、ライフ・ワーク・バランスと生産性を共に向上させていこうとする取り組み。少子高齢化に伴う将来の日本経済への不安を払拭するため、一億総活躍社会の実現を目指したプロジェクトの一環。

ヒーハー

もっぱら叫声を音写した語。高揚を示す叫び声として用いられることが多い。英語圏には同種の場面で発せられる yee-haw (おおむね「イーハー」のような発音)という感動詞がある。「ヒーハー」はお笑い芸人・ブラックマヨネーズ小杉竜一の持ちネタでもある。

逆学歴フィルタ【ぎゃくがくれきフィルター】逆学歴フィルタ

企業の採用活動において、高学歴の者を敬遠して低学歴の者を積極的に採用するという判断基準を指す語。応募者の可不可を学歴で判断する「学歴フィルタ」は姿勢は一般的には「高学歴の応募者を積極的に採用する(学歴の低い者は不採用にする)」という判断基準であり、逆学齢フィルタはその逆張りである。
逆学歴フィルタには、採用(内定)通知を出した後に辞退されるリスクが低い、仕事上の不満にある程度辛抱してくれることが期待しやすい、あるいは、あまりにもデキる部下は従えたくない、といった思惑があるとされる。

ファンドラップ「mutual fund wrap」

顧客の投資金額や目的に合わせて、金融機関の専門家が投資先ファンドの選定を行い、資産運用に関する総合的なサービスを提供する、という投資一任運用サービス。専門家に運用を委ねられるという安心感が得られるが、信託報酬に加えて信託顧問料が発生する。

履物供養【はきものくよう】履き物供養,はきもの供養

草履や下駄といった履き物を供養する催し。使い古して愛着もある履き物や、故人の遺品であり捨てるに捨てられない履き物などを、無碍に廃棄するのではなく、感謝を込めて葬る。浅草の和装履物店「辻屋本店」が2017年1月に実施した。

転妻【てんつま】

転勤の多い夫を持つ妻、という意味で用いられることのある言い方。「転勤族の妻」の略語と解釈できる。転勤に帯同するとしても新しい土地に馴染む苦労が絶えなかったり、夫が転勤するたびに仕事を辞めざるを得なかったり、といった悩みを抱えがちになる。

遺体ホテル【いたいホテル】ご遺体ホテル,御遺体ホテル

遺体を一時的に保管するための施設の通称あるいは美称。人が死亡してから荼毘に付される(火葬する)までの間、遺体を安置しておく。
遺体ホテルが注目される背景には、火葬が追いつかずにいわゆる「火葬渋滞」が生じているという社会的背景もある。遺体を安置しておく場所という役割が近隣住民の嫌悪感を招きトラブルになる場合も少なくない。

オルタナティブファクト「alternative facts」オルタナファクト

「真実に対するもうひとつの事実」という意味で用いられる語。世間的には事実と見なされていない(嘘と見なされるべき)事柄を「それもひとつの真実だ」と述べる、といった趣旨で用いられる。日本語に直訳するなら「代替的事実」とも訳される。

スローニュース「slow news」

報道は、その速度もさることながら、速報性を競うことにとらわれすぎずに、十分な検証や分析を経て深く掘り下げられた質の高い報道を提供しようという理念を指す語。英国放送協会(BBC)が提唱した。
2010年代半ば現在、情報が氾濫し報道機関も速報性へ偏重する傾向が顕著になりつつあり、偽情報あるいはデマ等の「フェイクニュース」が問題視されている。スローニュースはそうした現今の報道のあり方に対するアンチテーゼとも位置づけられる。

ブリージャー「bleisure」出張休暇

会社の出張のついでに出張先で行楽も満喫するというあり方を指す語。ビジネス(business)とレジャー(leisure)を合わせた言で、日本語で「出張休暇」と呼ばれることもある。

AYA世代【アヤせだい】アヤ世代

15歳から29歳までの思春期、若年成人を指す語。主に官・学、とりわけ医学の分野で用いられることが多い。
「AYA」はAdolescent and Young Adultの頭字語であり、直訳すると「思春期および若年成人」というほどの意味である。Hanako世代(ハナコ世代)のように特定の年代の流行を指す語ではない。

レギュラトリーサンドボックス「regulatory sandbox」

政府や企業が革新的な新事業を手掛けたり、新しいサービスを提供できるように、現行法の即時適用を避け新事業を育成する環境を整えるための規制緩和のこと。日本語で「規制の砂場」と呼ばれることも多い。

レギュラトリーサンドボックスは、英国におけるフィンテック(fintech)の競争活性化のための施策の一環として本格的に導入されたとされる。日本でも成長戦略のひつとして導入され、フィンテックやIoT分野が対象となる。スマートシティなどのITを活用した街づくりへの活用が期待されている。

無制限台【むせいげんだい】

主にアーケードゲームにおいて、後続の(プレイ待ちの)人への交代を促すプレイ制限が特になく、気の済むまでプレイできる台を指す言い方。

飲む点滴【のむてんてき】

(1)甘酒の異名。栄養豊富、かつ主要な成分も点滴と相通じる部分がある、とった観点から設けられた二つ名。
(2)大塚製薬が販売する飲料「経口補水液OS-1」の異名。電解質が素早く補給できて脱水状態から迅速に回復できる、熱中症対策にも役立つ。