2017年11月22日水曜日

謎ルール【なぞルール】

由来や目的、意義などが不明であり、腑に落ちるわけでもない、それにもかかわらず規則(ルール)としてまかり通っている決まり事や慣習を指す表現。意味不明なルールなら改正すればよいのにという皮肉・批判・不満を込めた物言いとして用いられることが多い。

ダーティープレイヤー「dirty player」ダーティープレーヤー

スポーツの試合などにおいて、一般的に卑怯・卑劣と見なされる行為(ダーティープレイ)を行う選手を指す言い方。

ライトオタ,ライトオタク,ライトヲタ,ライトヲタク

極端にのめり込むことなく比較的軽度といえる範囲内でオタク趣味を楽しんでいる者のこと。軽めのオタク。

オタクの程度の軽重に明確な定義や線引きがあるわけではなく、オタクとライトオタの境界はあくまで主観に基づく曖昧なものであるが、「当該分野に興味のない一般人が見てドン引きするか否か」といった観点は判断の手がかりとなり得る。

ナチュカジ

主に服装の趣向を指す言い方で、「ナチュラルかつカジュアル」、すなわち、自然で、気張らずくつろいだ着こなしを指す言い方。綿(コットン)や亜麻(リネン)といった天然素材を主原料とする、気負わずに着られる服・装い、といった意味合いで用いられる。

ドロップピアス

耳に完全には固定されず、主な装飾部分が半ば遊動する構造になっているピアスの総称。動きの要素が単なる装飾とはまた違った趣を加える。

水滴(ドロップ)の形状のピアスを指してドロップピアスと呼ぶ場合もあり得る。

貧困ビジネス【ひんこんビジネス】

相手の貧困にかこつけた商売。もっぱら経済的に困窮しがちな者(経済的弱者)を顧客あるいは労働者とすることで利益が上がる仕組みを構築している事業の営み方、あるいは、そのような事業を営む企業を指す。特定の業種が念頭に置かれるわけではなく、金融、人材派遣、住宅賃貸と、さまざまな分野において「貧困ビジネス」と呼ばれ得る業態が散見される。基本的には貧困ビジネスは困窮者からの搾取や貧困の固定化・再生産を助長するあり方として否定的に捉えられる。

ぱっかーん

勢いよく(真っ二つに)割れるさまなどを表現するオノマトペ的な表現。

是々非々で【ぜぜひひで】是是非非で

立場・雰囲気・相手との関係などに囚われたり流されたりせず、良いものは良いと賛成し、悪いことは悪いと反対する、という公平でしがらみのない態度で臨むさまを形容する言い方。「是々非々」に助詞「で」を加えた言い方で動詞を修飾する。

地味ハロウィン【じみハロウィン】

ハロウィンの催しを地味・控えめに楽しむこと、および、そうした飾り気のないハロウィンの催しのこと。

ハロウィンは西欧文化に由来する10月31日の祭事であり、日本では半ば路上コスプレ行脚のような派手なイベントとして注目されることが多いが、地味ハロウィンでは服装はハロウィンを意識した色使いや小物をあしらう程度にとどめ、パーティも仲間とささやかに集まる程度にとどめて楽しまれる。

パネルマジック,パネマジ

風俗店の店頭などに掲げられている(パネルの)顔写真が実物よりも格段によく見える、本人の実際の面相と比べて比較にならないほどプロフィール写真が魅力的に見える、という状況を指す言い方。撮影時の光の加減や顔の角度あるいは撮影後の画像修正(フォトレタッチ)といった細工に負うところが少なくない。

ガールズヒップホップ「girl's hip hop」

いわゆるヒップホップダンスのうち、特に女性が踊るダンス、あるいは女性が女の子らしさを演出できるような踊り方を指して用いられることのある言い方。キュートな印象やセクシーな印象を演出する要素が盛り込まれた振り付けを指す場合が多い。

アビメ

「アビリティーメジャード」(abilities measured)の略として用いられることのある言い方。アビリティーメジャードとは、TOEICテストのスコアシートに記載されている項目別正答率の呼び名。

しわ寄せがいく【しわよせがいく】皺寄せが行く,しわ寄せが行く

ある事柄により生じた失敗・矛盾・不利益などが当事者でない別の者へ及ぶこと、他に起因する厄介ごとを背負うはめになること、という意味で用いられる言い回し。

「しわ寄せ」はサ変動詞としても用いられるため「しわ寄せされる」というような言い方も可能であるが、今日ではもっぱら「しわ寄せが行く」のような言い回しで用いられている。

インスタ萎え【インスタなえ】

画像共有SNS「Instagram」(インスタグラム)に投稿して、いざInstagram上で閲覧してみると、意外なほど見栄えが悪くガッカリしてしまう、というような気配を形容する言い方。

Instagram上で見栄えがする上出来な写真を「インスタ映え」という。インスタ萎えはこの「インスタ映え」の対極に位置づけられる残念な出来の写真を指す語として用いられる。

ご意見番【ごいけんばん】御意見番

その分野に造詣が深く、豊富で幅広い見識ならびに経験を持ち、常に忌憚なく自分の意見を述べるような人物を指す表現。地位が自分より高かろうが低かろうがお構いなく、評価するべき部分は評価し批判すべき部分は非難する、というように相手や内容に左右されずに物申すことができる人物がご意見番として重宝される。たいていの場合、同分野においてひとかどの実績を残した人物がご意見番になる。

背信投球【はいしんとうきゅう】

野球において、場の期待に背くような投手のピッチング(投球)ぶりを表現する意味で用いられることのある言い回し。抑え投手として起用されたピッチャーが散々に打たれてしまう、というような状況を指すことが多い。「背信」は「信頼を裏切る(ような)」という意味合いの表現だが、もちろん投手の側に裏切る意図があるわけではない。

2017年11月20日月曜日

複々線化【ふくふくせんか】

鉄道において上下線が対になっている「複線」を2組敷設して「複々線」の構成にすること、および、そのための工事。

線路は、上り下りを1本の軌道で共有する「単線」、上下それぞれ軌道を設ける「複線」、および、上下それぞれ2本あるいはそれ以上の線路を設ける「複々線」に区分される。複線だけでも上下線の行き交いを円滑にする効果があるが、複々線にすると急行や特急が各停を追い越せるようになるためいっそう円滑な運行が可能になる。利用者数の多い大規模な路線において複々線が導入もしくは導入検討される。

2017年11月15日水曜日

それにもまして

直前に述べた事柄と比べて、これから述べる対象はさらに程度が甚だしい、と強調する意味合いで接続詞的に用いられる言い回し。単に「まして」と述べても意味は同じであるが、口語表現では「それにも」と付け加えて述べる言い方が好まれる。

客観化【きゃっかんか】

客観的に認識できる形にすること、自身(主観)を客観的に捉えられるようになること、といった意味合いで用いられることのある表現。

仕上工事【しあげこうじ】仕上げ工事

家屋の見た目などを美しく整え、工事を完了させること、および、そのような工程のこと。もっぱら内装の仕上げを指して「内装仕上工事」のように呼ばれる。

労をねぎらう【ろうをねぎらう】労を労う

苦労や尽力をいたわり慰めること。慰労。重労働だったことを認めて感謝を表明したり、宴を催して慰撫したりといった形で示されることが多い。

「労をねぎらう」の「ねぎらう」は漢字では「労う」と書く。「労う」にでも「(労う対象は)労(である)」という意味合いが半ば含まれるため、重言とも解釈しうる。とはいえ話し言葉では一般的に「労をねぎらう」と表現される。書き言葉では「労」の字の重複を避けて「ねぎらう」をかな表記する場合が多い。

有形化【ゆうけいか】

形ないもの(無形物・無形財・サービスなど)を、目に見えるもの、形あるもの、具体的な取り扱いの対象となるもの、に作り変えることを指す表現。

2017年11月14日火曜日

脳内再生【のうないさいせい】

特定のシチュエーションを想像すること。もっぱら、あたかもそのような状況を過去に実際に見聞きした(記憶がある)かのような現実味を帯びた想像を指す。「この俳優はこういう状況ならこう言うだろう」というように状況を説明的に示されると、すんなりとそのようなシーンが思い描けてしまう、というような様子を「脳内再生が余裕」のように表現することがままある。

2017年11月13日月曜日

ちーがーうーだーろー!

2017年6月にパワハラ疑惑が取り沙汰された豊田真由子衆議院議員(当時)が、元秘書をなじって用いた発言。音声が密かに記録されており、「このハゲー!」発言と共に世間に強烈な印象を残した。

パワハラ騒動が報じられてまもなく豊田は所属していた自民党を離脱、さらに程なくして実施された衆議院議員選挙がでは無所属で立候補するも落選した。

「ちーがーうーだーろー!」の表記は2017年ユーキャン新語流行語大賞において候補キーワードにノミネートされた表記である。

刀剣乱舞【とうけんらんぶ】

DMMゲームズが配信しているブラウザゲームの名称。通称「とうらぶ」。実在する銘刀をモチーフにした美男子キャラクターを強化育成していくというコンセプトを特徴とする。若い女性を中心に人気を集め、キャラクターの元ネタとなった銘刀そのものに興味を抱いて博物館巡りに興じる女性も多く登場し、「刀剣女子」というキーワードを生み出すに至った。

ひふみん

主に「ひふみ」の名に与えられる愛称。とりわけ棋士の加藤一二三の愛称としてよく知られている。

加藤一二三は棋界史上初めて中学生でプロ入りした棋士であり、2017年まで60余年にわたり第一線で活躍した長老であり、棋界きっての奇行・ユニークな言動が注目される愛されキャラでもある。2016年に藤井聡太によってプロ入り最年少記録が塗り替えられ、翌2017年は藤井が前人未踏の29連勝記録を達成し、世間が「藤井フィーバー」にわき上がる中、藤井と共通点が多く見いだせる加藤にも注目が集まり、その中で加藤は現役を引退した。

加藤一二三がよく行っていたことで知られる通称「ひふみんアイ」は藤井聡太も公式戦で行っており、加藤は藤井をひふみんアイの後継者と目する発言もしている。

藤井フィーバー【ふじいフィーバー】

藤井聡太棋士の史上最年少プロデビューから無敗で歴代最多連勝記録を塗り替えるという快進撃を取り巻く世間の盛り上がりを指す言い方。2017年6月に前人未踏の29連勝を達成し、普段は将棋に目もくれないメディアが藤井の話題で持ちきりになるほどのフィーバーぶりを呈した。「藤井フィーバー」は2017年ユーキャン新語流行語大賞の候補としてノミネートされた語。

空前絶後の【くうぜんぜつごの】

珍しさや事の重大さ、程度の甚だしさを形容する言い回し。「空前絶後」は「これまでにもあったためしはなかったし、これから先もきっとないだろう」という意味合い、すなわち、過去・現在・未来のいずれの時点においても類例を見ないような唯一無二のことであると述べる言い方。「の」は名詞に係る格助詞。

うんこ漢字ドリル【うんこかんじドリル】

文響社が刊行した小学生向けの漢字ドリルのシリーズ。文例すべてに「うんこ」の語が含まれるという特徴がある。たいていの児童が面白がる「うんこ」という語彙を含めることで、味気ない漢字学習に楽しみながら取り組める、といったコンセプトのもとに開発された。

うつヌケ

うつに悩まされる状況を抜け出すこと(うつ病の克服)を指す表現。漫画家・田中圭一による体験記のタイトルでもある。田中はうつに悩まされる日々を暗鬱としたトンネルにも喩えている。

2017年11月9日木曜日

闇堕ち【やみおち】

善悪や美醜といった二元論的な価値観において、それまでは真善美に価値を見出して志向していたが、ある契機を境に醜悪・残酷・非人間的・悪魔的な要素を志向するようになる様子を指す言い方。主にマンガ・アニメ等における物語の展開上では一種の定番として扱われる。

真善美はただの綺麗ごとであり虚飾に過ぎない、そなものに囚われても空しいだけであり悲しみは癒えることもない、そして、残酷さや凶悪さこそが人間の本質である、と悟るような価値観の転換が闇堕ちのきっかけとして描かれやすい。

走行痕【そうこうこん】

車両が走行した後の地面に残る痕跡を指す言い方。地面に刻まれた、タイヤの溝のパターン、あるいは無限軌道の履帯のパターンなどを指して用いられることがある。

2017年11月8日水曜日

完飲【かんいん】

飲み干すこと、全て飲むこと、とりわけラーメンを麺や具だけでなくスープまで全て平らげることなどを指す言い方。

その結果【そのけっか】

前述した内容と後述する内容がとの間に因果関係があることを示しつつ、前述した内容が原因となってどういう事に結びついたかを述べる、その境目に接続詞的に差し挟む形で用いられる表現。単に「結果」とだけ表現したり「結果として」と表現したりもする。

トランス状態【トランスじょうたい】

精神状態が平時とはかけ離れた(全く別種の)境地にあるさまを指す言い方。魂が抜けたようになったり、別人の魂が入り込んだようになったり、神懸かったかのうような五感の鋭敏さや第六感・直感の鋭さを見せたり、忘我・恍惚の状態に浸ったりと、さまざまな状況を指し得る。

従たる【じゅうたる】

主従の関係で捉えられる2項のうち「主」ではなく「従」の方を指す、もっぱら契約書の文面などで用いられる表現。「従たる事業者」というように名詞を修飾する。

2017年11月7日火曜日

木造船【もくぞうせん】

木材を主要な材料に用いて建造された船、という意味で用いられる表現。木船(もくせん)と呼ばれることもある。

2017年11月6日月曜日

色校【いろこう】

「色校正」を略した言い方。色校正は出版の分野における用語で、紙に刷られた後の印刷物の発色が想定通りか否かを確認する行程を指す語。

敬意の念

日本語表現の誤用(重言)に該当する表現で、おそらくは「敬意」(けいい)と「畏敬の念」(いけいのねん)とを混同して出来上がった言い方。

「敬意」の「意」の語が「気持ち」の意味を示すため、「敬意の念」と言ってしまうと「意」と「念」の意味が無駄に重複することになり、重言となる。

手間ひまをかける【てまひまをかける】手間暇をかける,手間隙をかける,手間ヒマをかける

時間をかけ、労力・技能も十分に費やし、丹念に制作・作成する、という様子を表現する言い回し。「手間」は労力、「ひま」は時間を指すと捉えられる。

「手間ひま」の語は、国語辞書などでは「手間隙」の字で表記される場合が多い。もっとも「隙」も「暇」もほぼ同義であり、「手間暇」の表記が併記されてある場合も少なくない。一般的な「隙」の訓読みは「すき」である(「暇」が「ひま」と読まれる)。

ひと風呂【ひとふろ・ひとっぷろ】一風呂,ひとっ風呂,一っ風呂

入浴行為を指す表現。もっぱら動詞「浴びる」を伴って「さて、ひと風呂浴びてくるか」というような言い回しで用いられる。どちらかといえば短時間の簡素な入浴が念頭に置かれやすいが、長時間じっくり湯につかるような入浴を指して用いられないとも限らない。

エアプ

未経験者が経験者であり玄人でもあるかのように振る舞うこと、その言動、そのように振る舞う人を指す言い方。「エアプレイ(ヤー)」の略と解釈できる。この場合の「エア」は「架空の」「虚無の」「実体がない」といった意味で形容詞的に用いられる表現。ゲームやスポーツその他のアクティビティの話題において、巷で見聞きした(経験に依拠しない)情報に基づき、横やりを挟むような振る舞いを指すことが多い。

2017年11月2日木曜日

愛され顔【あいされがお】

目鼻立ちが端正というよりも「多くの人から好かれる」または「異性から愛される」という観点から捉えられた、好ましい顔立ちを形容する言い方。具体的な条件などが定まっているわけではなく、感覚的に曖昧に用いられている場合が多い。

うさぎ顔【うさぎがお】ウサギ顔,ウサギ顔

動物に喩えるならウサギが近いといい得るような顔立ちを指す言い方。主に女性の、小顔で丸顔、瞳が大きくて円ら、鼻は小さいといった傾向のある顔立ちを指すことが多い。

萌えボ

いわゆる「萌え」の心情を強く催させる声(ボイス)、という意味で用いられる省略表現的な言い方。アニメやゲームに登場する美少女キャラクターに割り当てられがちな、心がときめかされるような愛嬌のある(多分に非現実的な)声色を指すことが多い。

ヒョロガリ

脂肪も筋肉も少なく、痩せて貧弱な体つき、すなわちヒョロヒョロでガリガリな体つきを指して用いられる罵り交じりの言い方。基本的には男性の非男性的な痩身について用いられる。

マメンズ

まめなメンズ、すなわち、恋人が寂しさや不安を感じることなく鬱陶しさも覚えない程度の頻度で連絡を寄越してくれるような、適度にまめな男性を指す俗な言い方。

エナドリ

いわゆる「エナジードリンク」を略した言い方。エナジードリンクは清涼飲料水のカテゴリーの一種で、カフェイン、糖分、パテトン酸などのビタミン類といった成分を多めに含有しており、多くの場合は強炭酸も封入されていて、心身の疲労回復効果が期待できる。

スロッカス

スロットマシン(いわゆるパチスロ)に熱中する人を指す言い方。パチスロに現を抜かすようなうつけ者という罵り・あざけりのニュアンスを込めて用いられる。パチンコに現を抜かす者を罵る場合は「パチンカス」と表現される。

彼氏力【かれしりょく】

女性の交際相手(彼氏)として理想的な、女性の多くが理想とする彼氏像に求められる資質や振る舞い、および、そうした振る舞いを実現・実践できている度合い、といった意味で用いられる言い方。男らしい行動力・決断力・牽引力や、彼女に対する気遣いなどの評価を示す語として用いられることが多い。

法の番人【ほうのばんにん】

法に基づき適切に裁定を下し、社会における法秩序を維持する、という役割を担っている機関、組織、あるいは法曹関係者などを指して用いられる言い回し。典型的には、裁判所、検察、警察などについて用いられやすい。

リアタイ

もっぱら「リアルタイム」の略として用いられる言い方。時間差がなく同時的・即時的であるさま、とりわけニュースやテレビ番組を録画等ではなく報道・放送されたその時点で見聞きするといった状況を指すことが多い。

若害【じゃくがい】

周囲の大人の困惑や反感を招く言動が目立つような若年層(若者)を、社会的な害悪というニュアンスが多分に込めて呼ぶ罵り交じりの表現。周囲に迷惑をかける高齢者(老人)を「老害」と呼ぶ言い方が、先行して半ば定着しつつあり、「若害」は老害をもじった表現と解釈できる。

旅パ【たびパ】

旅パーティー、すなわち旅の集まりという意味で用いられることのある言い方。特にコンピュータゲームにおいて物語を進める目的で結成されたキャラクター編成を指すことが多い。

色白は七難を隠す【いろじろはしちなんをかくす】

色白の綺麗な肌の女性は相貌がそれほど端麗というわけでなくても十分に美人の印象を与える、といった意味合いで用いられる言い回し。慣用表現としては「色の白いは七難隠す」という言い方が一般的といえるが、昨今では「色の白いは」という表現が日常会話向きの言い方でないせいもあってか「色白は」と述べられることがままある。

2017年11月1日水曜日

爪痕を残す【つめあとをのこす】

事件や災害などによりもたらされた影響が後々まで及ぶ、被害や悪影響の痕跡が消えずに残り続ける、といった状況を指す言い回し。たとえば、台風による土砂災害や河川の氾濫などによる建造物の損壊などを形容する場合などが典型的な使用場面として挙げられる。
「傷跡を残す」と言い換え得る場合も多い。

「爪痕を残す」という言い回しは、もっぱら好ましくない物事について用いられる。ただし最近では「成果を挙げる」というような肯定的な意味で用いられている例もある。

評価に値する【ひょうかにあたいする】

積極的に高い評価を与えたいと思う、高く評価されるべきだ、高く評価されていることは当然のことと思われる、といった見解を控えめに述べる言い方。

Excel職人【エクセルしょくにん】エクセル職人

表計算ソフト「Microsoft Excel」を使いこなす高度さが職人芸の域に達しているような人を指す俗な言い方。あるいは、Excelを使った単調な作業を延々と続けるような作業に従事するシステムエンジニアを自嘲交じりに表現する言い方。

サムネホイホイ

ウェブ上に投稿された画像や動画のサムネイル画像が閲覧者に強い期待を感じさせ、画像の拡大表示や動画の再生が強く促されるさま、および、そうした効果が感じられる魅力的名サムネイル画像を指す俗な言い方。動画共有サービス「ニコニコ動画」などで多く用いられる。

サムネホイホイという表現は、必ずしも本編の出来や満足感との一致・不一致と連動する言い方ではなく、本編が期待通りの内容であった場合も期待外れだった場合もあり得る。動画の場合、再生回数を稼ぐ目的で本編と直接の関係がないサムネイルを使用する(いわゆる「釣り」)場合があり得る。

サムネホイホイに対して、サムネイル画像から期待や魅力が感じられないため本編閲覧に至らないという状況は「サムネバイバイ」と呼ばれることがままある。

怒りを通り越して呆れる【いかりをとおりこしてあきれる】

怒りの感情があまりに昂ぶった末、怒りの感情が振り切れたようになり、却って憤怒の感情が失せ、呆れに近い感覚を覚える、といった状況を述べる言い方。愛想を尽かす感覚にも通じる。

負の遺産【ふのいさん】

引き継ぐ側にとって重荷・足枷・負債・後ろめたさの原因となるもの、あるいは、戒めとして心に永く留め置くべきもの、といった意味で用いられる表現。相続における負債、未解決・実解消のまま後回しにされてきた問題、二度と繰り返してはならないという戒めの意味を込めて世界遺産に登録された戦争や殺戮といった人類的な過ちの痕跡・資料などを指して用いられる場合が多い。