2017年1月21日土曜日

レトロニム「retronym」

新たな技術や概念の登場により、言葉が従来指し示していた対象を的確に一意に指し示せなくなり、新たな概念と区別するために用いられるようになった言葉。それまで用いられていた言葉は上位概念に位置づけられる。

たとえば「テレビ」といえば当初はもっぱらモノクロ表示であったが、後にカラーテレビが登場し普及したことで、旧来のテレビは「白黒テレビ」というレトロニムで呼ばれるようになった。テレビ放送はデジタルテレビの登場によって旧来の方式が「アナログテレビ」と呼ばれるようになった。

電話は、戦前から1970年代頃まではもっぱら黒色のダイヤル式の端末を指して用いられていたが、その後さまざまな形・機能を備えた電話機が登場したことにより、従来の電話機は「黒電話」と呼ばれるようになった。