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レトロニム「retronym」

新たな技術や概念の登場により、言葉が従来指し示していた対象を的確に一意に指し示せなくなり、新たな概念と区別するために用いられるようになった言葉。それまで用いられていた言葉は上位概念に位置づけられる。

たとえば「テレビ」といえば当初はもっぱらモノクロ表示であったが、後にカラーテレビが登場し普及したことで、旧来のテレビは「白黒テレビ」というレトロニムで呼ばれるようになった。テレビ放送はデジタルテレビの登場によって旧来の方式が「アナログテレビ」と呼ばれるようになった。

電話は、戦前から1970年代頃まではもっぱら黒色のダイヤル式の端末を指して用いられていたが、その後さまざまな形・機能を備えた電話機が登場したことにより、従来の電話機は「黒電話」と呼ばれるようになった。


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水廻り【みずまわり】

住宅やマンションなどにおいて、台所、トイレ、洗面所、風呂場、などのように水を使う場所の事を幅広く指す表現。「水周り」「水回り」などとも書く。

穴があく【あながあく】穴が開く,穴が空く

(1)陥没したり貫通したりして空間が生じるさま、穴ができるさま。「穴が空く」と表記する場合が比較的多い。
(2)欠員が生じたり予定が取り消しになったりするさま。「穴が開く」と表記する場合が比較的多い。「穴を開ける」ともいう。

「穴があく」で「開く」と「空く」のどちらの漢字使いが正しいかについては諸説あり定かでない。

空間的側面に着目している場合には「穴が空く」と書き、より抽象的な意味合い、もしくは「開いた結果が穴のようになった」という点に着目している場合には「穴が開く」と書く、などのように解釈する余地はある。

なお、中央公論新社刊『読売新聞用字用語の手引き』では、「穴が開く」の表記が用いられている。

あるいは、大和言葉としての「あく」には元々漢字の「空」「開」双方の意味合いが含まれており、どちらが正しくてどちらが誤りという類のものではないとする見解もある。この見方に従えば、ひらがなで「穴があく」のように表記しておくのが妥当ということにもなる。

相対化【そうたいか】

一面的な視点やものの見方を、それが唯一絶対ではないという風に見なしたり、提示したりすること。学問的な主義主張や、特定の事件などの報道のされ方などについて言われることが多い。