2016年10月27日木曜日

不条理マンガ【ふじょうりまんが】不条理まんが,不条理漫画

道理や理屈を逸脱したような、常識では理解しがたい(ナンセンスな)要素が随所に盛り込まれており、それが作品の魅力にもなっているようなマンガ作品を指す言い方。もっぱらギャグマンガ(不条理ギャグマンガ)の略として用いられる。

不条理マンガに区分される要因としては、デフォルメではなく生物学的な常識を逸脱するキャラクター、物理学的な法則性を逸脱した挙動、作品構成の定石を放棄したストーリー展開やセリフ、などの要素が挙げられる。

吉田戦車のマンガ作品「伝染るんです。」は、今日の不条理マンガの嚆矢として知られる。

マンガ化【まんがか】漫画化,まんが化

マンガ(漫画)にすること、マンガとして制作・発表することを意味する語。

多くの場合、アニメや小説として世に出た作品を原作としてマンガ作品を制作する(既存の作品をマンガという媒体で作り直す)ことを指す。あるいは、マンガを媒体・表現手法に用いて日常生活、思想、心象風景などを描くことをマンガ化と呼ぶこともある。

実写版【じっしゃばん】

マンガやアニメあるいは小説の形で発表された作品に基づき、現実世界の風景や人物を撮影した作品として再構成された作品を意味する表現。実写化された作品。

たいていの場合、実写版作品は原作の好評を受けて実写化されるが、実写作品が先にあって後にコミカライズやアニメ化、小説家された場合も元となる実写作品は「実写版」と呼ばれ得る。ただし実写版が先行する例は希である。小説から実写版が制作されアニメ化・マンガ化(コミカライズ)される事例は比較的多い。

さいとうたかをが1997年に発表したマンガ作品「七人の侍」は、黒澤明の同名の映画作品が原作となっており、実写版が先行してマンガ化された希有な例といえる。

たこパ

「たこ焼きパーティ」の略として用いられる表現。たこ焼きをみんなで作って食べて楽しむ会。家庭用たこ焼き器を用いてたこやきを作る内食が主に念頭に置かれるものの、外食や中食をたこパと称する場合もある。

ハンコ絵【はんこえ】はんこ絵,判子絵

主にイラスト画やマンガ・アニメ作品に描かれるキャラクターの顔立ちについて、どのキャラクターも人物の顔立ちが描き分けられておらず、いわゆる「判で押したよう」な同じ顔立ちになっているさま、およびそのような絵を指す言い方。服装や髪型、髪の色などの要素でキャラクターが判別できるように描かれているが、目鼻立ちはほぼ同一となっている、という状況を指す。

2016年10月26日水曜日

苦渋の色【くじゅうのいろ】

苦しみ悩んでいるような様子や気配を意味する表現。

「苦渋」は悩み・苦しみを意味する語。「苦汁」とは意味が異なる。「色」は表側から見て取れる様子や状態という意味でも用いられる。「苦渋の色」は、表情や言動や振る舞いに苦悩の様子が浮かんでいる、傍目にも感じ取れる苦悩のさま、といった意味で用いられる言い回し。

苦渋に満ちた【くじゅうにみちた】

不本意な状況に置かれ、事がうまく運ばないことを苦々しく思う、という苦悩がありありと浮かんでいて察せられるさまを指す表現。「表情」や「声」を形容して「苦渋に満ちた顔」のような表現で用いられやすい。

 苦渋は「苦汁」とは区別される。苦渋は苦しい思いや悩みを指す語であり、苦汁は苦い経験を指す。苦汁は「苦渋をなめる」のような言い方で用いられる。「苦汁に満ちた」という言い方は基本的に誤り。

苦汁に満ちた

「苦渋に満ちた」と表記すべき慣用表現の誤記・誤用。

苦渋は、事がうまく運ばないことなどに対する悩み、苦しみ、いらだちなどの思いを指す語。そうした思いが全面に現れている表情や言動などが「苦渋に満ちた」と表現される。

苦汁は「にがい経験」を指す語で、「苦汁をなめる」という言い回しでよく用いられる。

苦汁を味わう

「苦汁をなめる」や「苦渋を味わう」いった言い方に用いられる「苦汁」と「苦渋」を混同し誤用した表現。主に「つらい思いをする」「苦々しい体験をする」といった意味で用いられやすい。

苦渋も苦汁も、望ましくない境遇を表現する言い回しであるが、苦汁は「いやな経験」を、苦渋は「悩み・苦しみ」を指すという違いがある。

2016年10月17日月曜日

ユニジョ

「ユニクロ女子」の略として用いられる言い方。

もっぱら「ユニクロ(で販売されている衣料品)をよく買い求め着こなしている女性」という意味で用いられている。ニュースヘッドラインの字詰めの目的、あるいは、トレンディな新語を提唱するつもりで用いられていると思われるような用いられ方がされている。

2016年10月12日水曜日

ペンパイナッポーアッポーペン「Pen-Pineapple-Apple-Pen」「PPAP」

日本のシンガーソングライター・ピコ太郎がYouTubeを通じて配信した曲。ペン(pen)、アップル(apple)、パイナップル(pineapple)の3語のみ用い、ペンをアップルに突き刺す等のジェスチャーを交えながら、ニューウェイヴ風の曲に合わせて歌われる。1分数秒程度の動画である。

「ペンパイナッポーアッポーペン」の動画はジャスティン・ビーバーによってソーシャルメディア上で紹介されるなどして多くの若者の目にとまり、リスナーのツボにはまったのか爆発的な人気を呼んだ。2016年8月25日に公式チャネルに投稿された動画は、10月12日時点で再生数が4000万を突破している。

関連サイト:
PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen Official)ペンパイナッポーアッポーペン/PIKOTARO(ピコ太郎) - YouTube

メガトレンド「mega trend」

市場や社会における総体的な動向、大きな趨勢、などの意味の語。たとえば業界全体が歩みつつある方向・傾向を、個々の企業の戦略とは切り離して述べる際などに用いられやすい表現。

値ごろ感【ねごろかん】値頃感

商品の価格から「お買い得」の印象が大いに感じられるさまを意味する表現。高品質で廉価、相場よりだいぶ低めの価格に設定されているといった意味合いで、いくらかの曖昧さを残して用いられる。

2016年10月11日火曜日

ブンサテ

日本の音楽ユニット「BOOM BOOM SATELLITES」(ブンブンサテライツ)の略称。1990年代にデビュー。ロックと打ち込みを主体とする音楽性が特に欧州で人気を博した。

サバ缶【サバかん】

(1)サバを加工した缶詰の通称。
(2)いわゆる「サバメシ」において「釜」および「かまど」として用いられるアルミ缶の通称。いわゆるサバメシは缶ビールの缶などを使用して米を炊く非常食・サバイバル向きの飯炊き方法である。

サバメシ

サバイバル用途に適した食事および食事の作り方を意味する語。いわゆる非常食。アルミ缶を軽く加工して飯が炊ける方法、および、その方法で炊いた飯を指すことが多い。多いというか呼び名の発祥である。

「鯖を具とする膳」という意味で用いられる可能性もあるが、カタカナ表記で「サバメシ」といえばもっぱらサバイバル飯を指す。

ふじこ

(1)日本の女性名。さまざまな字で表記される。架空の人名では「峰不二子」などの例がある。
(2)狼狽する余り訳の分からないことをわめくさまを意味するインターネットスラング。「くぁwせdrftgyふじこlp」のような文字列を略して(念頭に置いて)用いられる語。

「くぁwせdrftgyふじこlp」は、標準的な配列のキーボードの中央部分を左から横一線に押していくと入力できる文字列の例である。環境によって細部の表記は変わり得る。


2016年10月5日水曜日

お稲刈り【おいねかり】御稲刈り

稲刈りに丁寧表現の「お」を付けた表現。とくに宮中で行われる、天皇陛下が手ずから稲をお刈りになる行事を指す。

皇居には生物学研究所と呼ばれる施設があり、そこに水田がある。春には陛下は「お田植え」をなさる。

2016年10月4日火曜日

デスゲーム

マンガや映画などのジャンルのうち、主人公をはじめとする登場人物たちがひとつのゲームに(半ば巻き込まれるような形で)参加し、生き残りを賭けてゲームに挑戦していく、という枠組みを中心とする作品ジャンル。

ゲームのルールや世界観は作品によって異なり、むしろ作品の個性が際立つ部分であるが、多くのデスゲーム系の作品ではゲームからの脱落が死を意味する場合が多い。「一歩間違えれば死」という極限の状況が続く、スリルや興奮に富んだ場面が描かれやすい。

会計期間【かいけいきかん】

企業の財務における単位期間。基本的に1年間を区切りとして扱われる。「事業年度」と呼ばれることが多い。

華燭の典【かしょくのてん】

婚礼、すなわち結婚式を指す雅な表現。「華燭」は祝いの席などに用いられる華やかな灯火を意味する語。「典」は儀式を意味する語。

学年誌【がくねんし】

児童を対象とする雑誌のうち、特に読者ターゲットが学年まで絞り込まれた雑誌を指す言い方。小学館の「小学一年生」「小学二年生」をはじめとする雑誌シリーズなどを代表例として挙げることができる。

小学館の学年誌はかつては小学校の各学年向けに「小学一年生」「小学二年生」「小学三年生」「小学四年生」「小学五年生」「小学六年生」まで刊行されていた。2010年代半ばまでに高学年を対象とする雑誌から順に休刊・廃刊が続き、2016年には「小学二年生」の休刊も決定、存続する学年誌は「小学一年生」のみとなった。

講談社もかつて「たのしい一年生」をはじめとする小学生向けの学年誌を刊行していた。