2014年2月27日木曜日

金に糸目を付けない【かねにいとめをつけない】金に糸目をつけない,金に糸目をつけぬ,金に糸目を付けぬ

惜しみなくいくらでも金を使うことを意味する語。糸目とは、凧の表面に数本付けて、揚がり具合や姿勢を制御するための糸、あるいはその糸を括るために空ける穴のことである。糸目の付いていない凧が制御不能になり、風に任せて飛んでいってしまうことと、出費を抑えないことを掛けた表現である。

親思う心にまさる親心【おやおもうこころにまさるおやごころ】

子が親を思う心よりも、親が子を思う心の方が深いという意味の語。吉田松陰が詠んだ歌、「親思ふ心にまさる親心 今日のおとづれ何と聞くらん」の前半部分である。吉田松陰は安政の大獄で処刑される1週間前にこの歌を詠み、郷里の両親に送っていたとされる。

長州藩【ちょうしゅうはん】萩藩,毛利藩,山口藩

毛利氏を藩主として、現在の山口県に相当する防長二州(周防国・長門国)を領有した藩。長府藩、徳山藩、清末藩、岩国藩の支藩があった。長州藩は幕末に倒幕運動の中心となり、明治期の藩閥政治では、長州藩出身者が政府において大きな支配力を有した(長州閥)。

野山獄【のやまごく】

江戸時代に長門国萩(現在の山口県萩市)に設けられた牢獄のこと。吉田松陰が投獄されたことで知られる。野山獄には主に士分の者が投獄され、もう一つ設けられていた岩倉獄には町人や農民が投獄された。

ポーハタン「Pawhatan」ポーハタン号

米国の蒸気軍艦。1854年にマシュー・ペリー率いる米国艦隊、いわゆる「黒船」の艦隊が二度目に日本に来航した際の一隻である。江戸湾入港後、旗艦がサスケハナからポーハタンに変更された。長州藩士の吉田松陰らは、ポーハタンが下田港に停泊していた際、乗り込んで密航を企てたが、発覚して捕らえられた。

マシュー・ペリー「Matthew Perry」「Matthew Calbraith Perry」マシュー・カルブレイス・ペリー

1794年生まれの、米国の軍人。1852年に東インド艦隊司令長官に就任すると、1853年と1854年に、いわゆる「黒船」を率いて日本に来航し、江戸幕府に開国を迫って日米和親条約を締結した。なお、ペリーは琉球にも来航し、琉米修好条約の締結に成功している。

第一選択薬【だいいちせんたくやく】「first-line drug」ファーストライン,ファーストチョイス

ある疾患に対する薬物治療を行う際に、まず最初に投与される薬剤を意味する語。第一選択薬としては、副作用が少なく、有効性が十分に実証されている薬剤が選ばれることが多い。

テノン嚢下注射【テノンのうかちゅうしゃ】「sub-Tenon injection」

目の結膜と強膜の間にある「テノン嚢」の下に、薬剤や麻酔薬を注射することを意味する語。特に、眼球の後方の炎症などに薬剤を送達する際に、点眼よりも効果の高さや持続性に優れるとされている。ぶどう膜炎、加齢黄斑変性、黄斑浮腫などの治療では、ステロイド剤をテノン嚢下注射する治療法がとられることがある。テノン嚢下注射を行うと眼圧が上昇することがしばしばあるため、注射後は注意を要するとされる。

テノン嚢【テノンのう】「Tenon's capsule」「Tenon capsule」「capsule of Tenon」「fascia bulbi」「bulbar sheath」テノン鞘

眼球の結膜と強膜の間にある薄膜のこと。フランスの医師、ジャック=ルネ・テノンにちなんで命名された。麻酔や薬剤投与の際には、テノン嚢下に注射が行われることがある。

輪重抜け【りんじゅうぬけ】「decrease of wheel load」

列車などの車輪が走行中に浮上し、輪重が急激に減少する現象を意味する語。輪重抜けが起こると、垂直方向の圧力(P)が減少するとともに、脱線係数(Q/P)の値が上昇し、脱線に至る危険性が高くなる。輪重抜けは、線路の不整などによって起こることがある。

輪抜けさま【わぬけさま】輪抜け様,輪ぬけ様,輪ぬけさま

高知県における夏越祓(なごしのはらえ)、あるいはそこで行われる茅の輪潜りの呼称。輪抜けさまは、無病息災などを願って、神社に設けられた巨大な輪をくぐるという行事で、夏の到来を知らせる風物詩ともされている。高知県における輪抜けさまの行事は、全国的に見ても特に盛大に行われることが知られており、多数の屋台が立ち並んで夏祭りの様相を呈する神社も多い。

フェオフィチン「pheophytin」

クロロフィル分解物の一種。熱や酸などの作用で、クロロフィルからマグネシウムが脱離し、水素分子に置換されることで生成される。フェオフィチンは、植物の光合成経路における光化学系IIに含まれ、電子受容体として電子伝達に関与している。また、藻類が死滅すると、クロロフィルがフェオフィチンに変化することから、藻類の死細胞量の指標として、フェオフィチンが用いられることがある。

フェオホルバイド「pheophorbide」

クロロフィル分解物の一種。クロロフィルからマグネシウムが脱離してフェオフィチンになり、さらにフィチル基が脱離するとフェオホルバイドになる。 フェオホルバイドを多量に摂取すると、光線過敏症などの皮膚障害を引き起こすことがあることが知られている。青汁やクロレラ製剤など、クロロフィルを多量に含む製品において、加工、保存の過程でフェオホルバイドが生じることがある。

バヒネモ族【バヒネモぞく】「Bahinemo」

パプアニューギニアの東セピック州に分布する少数民族の一つ。人口は数百人で、バヒネモ語を話す。

ムツ,鯥,鱫

ムツ科ムツ属の魚の一種。白身魚で、刺身や煮付けなどにして食用になる高級魚である。ムツと似た性質を持つ肉食の深海魚の中には、ムツとの類縁関係はなくても、標準和名や通称に「ムツ」がつくものが多い。例えば、アカムツやバラムツがそれに該当する。