2014年2月26日水曜日

表彰結婚【ひょうしょうけっこん】表彰結婚制度

北朝鮮の政治犯強制収容所で行われているとされる、男子と女子の模範囚を結婚させる制度のこと。男女の交流が厳しく禁止されている強制収容所において、唯一男女が接触できる機会であり、収容者のモチベーションを向上させる効果があるとされる。しかし、夫婦が一緒に過ごせるのは1週間弱であり、お互いに相手を選ぶことはできないとされる。脱北者の申東赫(シン・ドンヒョク)は、表彰結婚の結果として収容所内で生まれた人物であり、著書やテレビ番組への出演などを通して、表彰結婚で生まれた子がほとんど教育されないこと、一生収容所で働かされ続けることなどを明らかにしている。

完全統制区域【かんぜんとうせいくいき】

北朝鮮の政治犯強制収容所において、収容者が原則として一生外に出ることができないと定められている区域のこと。強制収容所の中でも、特に劣悪な環境にあるとされている。ごく稀に、完全統制区域から、釈放の可能性がある革命化区域に送られることもあるというが、ほとんどは収容所内で死亡するとされている。

革命化区域【かくめいかくいき】

北朝鮮の政治犯強制収容所において、終身刑以外の刑に相当する罪人が収容される区域のこと。入ったら永久に出られないとされる「完全統制区域」と異なり、刑期が満了すると釈放されることもあるとされる。

井伊直弼【いいなおすけ】

江戸時代末期の大名。1850年に彦根藩十五代藩主となると、藩政改革を行って名君と称された。黒船来航後は幕府における開国派の主要人物となり、1858年に大老に就任すると、孝明天皇の勅許を得ずに日米修好通商条約に調印した。このことで対立する一橋派や尊皇攘夷派の反発を買うと、それら反対勢力に対して大弾圧を行った(安政の大獄)。強権政治を行ったことが水戸藩士の恨みを買い、1860年に桜田門外の変で暗殺された。

間部詮勝【まなべあきかつ】

江戸時代末期の大名。鯖江藩五代藩主、間部詮熙の子として生まれ、1814年に鯖江藩七代藩主となった。その後、徳川家斉から家茂までの四代に仕え、老中首座も務めた。間部詮勝は特に、大老井伊直弼とともに安政の大獄を主導したことで知られており、「井伊の赤鬼」に対して「間部の青鬼」と称された。のちに、井伊直弼と対立して老中の任を解かれた。

安政の大獄【あんせいのたいごく】

1858年から1859年にかけて、江戸幕府の大老井伊直弼や老中間部詮勝などが中心となり、日米修好通商条約調印などの政治方針に反対した勢力、すなわち一橋派や尊皇攘夷派を弾圧した事件。孝明天皇の「戊午の密勅」が直接の原因になったとされている。安政の大獄の結果、明治維新の精神的指導者とされる吉田松陰を含む8名が死刑となり、その他多くの大名、公卿、志士などが処罰された。安政の大獄により、井伊直弼は攘夷派などの反発を招き、桜田門外の変で暗殺されることとなった。

禁門の変【きんもんのへん】蛤御門の変

1864年8月20日に長州藩が京都に進軍し、御所の禁門(蛤御門)周辺で、会津藩兵・薩摩藩兵などからなる幕府軍と武力衝突を起こした事件。当初、長州軍が優勢であったが、来島又兵衛の戦死をきっかけに総崩れとなった。その際、尊王攘夷派の中心人物であった久坂玄瑞が自刃している。禁門の変の結果、長州藩は朝敵と見なされるようになり、のちの第一次長州征討に繋がった。

松下村塾【しょうかそんじゅく】

江戸時代末期に吉田松陰が主宰し、多くの志士を世に送り出した私塾。現在の山口県萩市に位置する。1842年に、吉田松陰の叔父、玉木文之進が創立したのが始まりであり、1855年から吉田松陰が指導にあたった。松下村塾はその後、僅か2年ほどしか存続しなかったが、門下生としては「双璧」と称された高杉晋作と久坂玄瑞のほか、明治政府の中枢として活躍した伊藤博文、山県有朋、品川弥二郎、山田顕義など、歴史上の著名人が多く含まれている。

平舘海峡撓曲【たいらだてかいきょうとうきょく】

青森県の平舘海峡中央部に位置する活断層。産業技術総合研究所と東海大学の研究グループにより発見され、2012年10月に日本地震学会で発表された。発見当時、14キロメートルの長さにわたって確認されたが、地質構造や延長などについて、さらなる調査が必要とされた。平舘海峡撓曲は、2014年2月現在建設中の、大間原子力発電所の南西約40-50キロメートルに位置していることから、原発に対する影響を懸念する声もある。

関連サイト:
沿岸海域における活断層調査 概要報告書 - 地震調査研究推進本部

稠密観測【ちゅうみつかんそく】「dense observation」

複数の地点にあるレーダーなどの観測機器を、ネットワーク状に多数組み合わせることで、単一の現象を重点的に観測することを意味する語。特に、気象現象や地震などの観測について用いられることが多い語である。

バックビルディング型【バックビルディングがた】

マルチセル型の積乱雲のうち、積乱雲が進行するとともに、その後方(風上)に次々に新しい積乱雲が生じるものを意味する語。積乱雲が次々に「世代交代」し、同じ場所に雨を降らせ続けることから、局地的な集中豪雨の原因になるとされる。

バックアンドサイドビルディング型【バックアンドサイドビルディングがた】バック&サイドビルディング型

マルチセル型の積乱雲のうち、積乱雲が進行するとともに、その先端および側方から新たな積乱雲が生じるものを意味する語。1998年の新潟県での集中豪雨の観測に基づき、小倉義光が命名した。バックアンドサイドビルディング型の積乱雲では、しばしば集中豪雨が起こっている場所に「テーパリングクラウド」と呼ばれる雲が生じることがある。

セルサイド「sell side」

主に証券業界において株式や債券などを発行する発行体や、その引受を行う証券会社などを指す業界用語。発行体の立場に立っていることを指すため、発行体に対してアドバイスをするアナリストを「セルサイドのアナリスト」または単に「アナリスト」などと呼ぶ。投資家や運用会社を指すバイサイド「buy side」とは対置される。

バイサイド「buy side」

主に証券業界において株式や債券などを購入する投資家や、投資家から運用を任される運用会社などを指す業界用語。単に投資家の立場に立っていることも指すため、投資家に対してアドバイスをするアナリストを「バイサイドのアナリスト」または「バイサイド・アナリスト」などと呼ぶこともある。発行体や証券会社を指すセルサイド「sell side」とは対置される。

ノルディックスキー「Nordic ski」

北欧諸国で生まれ、発達したスキー技術のこと。スキー板とブーツをつま先部分だけで固定するなどの特徴をもつ点で「アルペンスキー」とは異なる。ノルディックスキーの一種である「クロスカントリースキー」と「スキージャンプ」の総合点を競う競技を「ノルディックスキー複合」と呼ぶ。

ノルディックスキー複合【ノルディックスキーふくごう】「Nordic combined」ノルディック複合,ノルディックスキー・コンバインド,ノルディック・コンバインド

個々のスポーツ競技として存在する「クロスカントリースキー」と「スキージャンプ」の総合点で順位が決する競技のこと。二つの競技ともにスキー板とブーツをつま先部分だけで固定するなどの特徴をもつ「ノルディックスキー」に分類され、つま先とかかとの両方を固定する「アルペンスキー」とは区別される。文字通りスキーにおける複合的な能力が問われるため、ノルディックスキー複合の勝者はキング・オブ・スキー「King of Ski」と呼ばれることもある。

PI「principal investment」

投資家から資金を募り収益に応じて配当する、他人資金を用いた投資とは違い自己資金または借入を用いて行われる投資を意味する語。一部の証券会社などにおいてはPIの名を冠した部署があり、その部署を指すこともある言葉である。

DCM「debt capital market」

金融業界の中でも主に投資銀行業において、顧客企業や機関が債券を発行する際の引受などを担当する者あるいはその業務や部署を意味する語。株式発行に関連した業務を担当するECM「equity capital market」と合わせてCM「capital market」と呼ばれることもある。

ECM「equity capital market」

金融業界の中でも主に投資銀行業において、顧客企業が株式を発行する際の引受などを担当する者あるいはその業務や部署を意味する語。債券発行に関連した業務を担当するDCM「debt capital market」と合わせてCM「capital market」と呼ばれることもある。

プロダクト「product」

金融業界の中でも主に投資銀行業において、個別の案件を実際に推し進めていく担当者あるいはその業務を意味する語。担当する正確な業務に合わせてM&Aや引受といった複数の部署に分かれていることが多い。一般的に、顧客との話し合いで案件をとってくる担当者である「カバレッジ」と共に案件を進める。

カバレッジ「coverage」

金融業界の中でも主に投資銀行業において、顧客企業にとって窓口となる担当者あるいはその業務を意味する語。顧客をカバー「cover」するところから生まれた言葉である。一般的に、カバレッジが顧客との話し合いで案件をとった後は、「プロダクト」と呼ばれる執行担当と共に案件が進められていく。

ミッション系【ミッションけい】

主にキリスト教や仏教を始めとした宗教の教えに基づいて運営される私立学校を意味する語。英語の「mission」が伝道・布教を意味するところから生まれた言葉である。

RM「relationship manager」「relationship management」

主に金融業界において、顧客にとっての窓口となる担当者あるいは窓口となることそのものを意味する業界用語。

ふぁぼる

SNSのTwitterにおいて、ツイートをお気に入り登録することを意味する用語。お気に入りを表す英語の「favorite」と日本語の「る」が組み合わさり動詞化されたものである。Twitterではない他のSNSや、ネットを離れた日常生活でも単に「気に入る」ことを指して用いられることがある。

レジェンド「legend」

(1)「伝説」を意味する英語。転じて、事績が伝説として語り継がれるような偉大な人物のことも指す。
(2)図表などに付される凡例や説明文を意味する語。「伝説」という意味の「legend」と同じく、ラテン語の「legenda(読まれるべきもの)」に由来する。
(3)スキージャンプの選手、葛西紀明のあだ名。40歳を超えてもなお、世界トップレベルの功績を残し続けてきたことから、国外で「レジェンド」と称され、それが日本国内でも定着したとされる。

チャタムハウスルール「Chatham House Rule」

会議の参加者に遵守が求められることがあるルールの一つ。イギリスのシンクタンク、チャタムハウス(王立国際問題研究所)で採用されたことに由来する。チャタムハウスルールの下では、参加者は会議中に得た情報を外部で自由に引用・公開することができるが、その発言者を特定する情報は伏せなければならない。チャタムハウスルールには、会議参加者が自身の立場や役職に縛られることなく、自由な意見を述べることができる利点があるとされる。