2014年2月5日水曜日

偽装漁民【ぎそうぎょみん】

漁民のふりをして作戦にあたる工作員を意味する語。例えば、離島の領土問題を武力で解決するための謀略の一環として、漁民に偽装した兵士が離島に上陸し、軍が「漁民の保護」などを名目に離島を占拠して実効支配するというシナリオが想定されている。中国はかつて、領土問題のある南沙諸島(スプラトリー諸島)を占有した際に、座礁した漁船の保護を口実にしたことがあり、その時の漁民が実際は偽装漁民(工作員)だったのではないかという疑いがある。

BAP-tist/Tau-ist論争【バプティストタウイストろんそう】「BAP-tist/Tau-ist war」「BAP-tist/Tau-ist wars」

アルツハイマー病の原因として「アミロイド仮説」を支持する研究者と、「タウ仮説」を支持する研究者の論争を意味する語。アミロイド仮説とタウ仮説は、アルツハイマー病の原因を異常に折り畳まれたタンパク質に求める点は共通しているが、アミロイド仮説ではアミロイドβタンパク質を、タウ仮説ではタウタンパク質を原因物質としている点で異なっている。ちなみに、「BAP-tist」はバプテスト(baptist)を、「Tau-ist」は道教信者(taoist)をもじった単語である。

タウ仮説【タウかせつ】「Tau hypothesis」

アルツハイマー病の主な原因を、異常に折り畳まれたタウタンパク質に求める仮説のこと。実際に、アルツハイマー病患者の脳には異常化したタウタンパク質が蓄積していることが知られている。タウタンパク質は神経細胞内で細胞骨格を形成する微小管の構造の安定性に寄与しているが、異常にリン酸化されると微小管を不安定化させ、細胞死を引き起こすとされている。なお、アルツハイマー病以外の疾患でもタウタンパク質の異常は知られており、そのような疾患は「タウオパチー」と総称されている。

タウオパチー「tauopathy」タウ蛋白質異常症

タウタンパク質というタンパク質の一種に異常が見られる疾患の総称。具体的には、タウタンパク質がリン酸化修飾を受けることで不溶性になることで、細胞骨格の微小管を不安定化させ、神経原線維変化(NFT)を引き起こすことが知られている。タウオパチーの例として、アルツハイマー病、進行性核上性麻痺、大脳皮質変性症、前頭側頭型認知症(ピック病)などを挙げることができる。

ヌマエラビル「Ozobranchus jantseanus」沼鰓蛭,シナエラビル

日本および中国に分布し、カメの皮膚や甲羅などに寄生するヒル(エラビル)の一種。2014年1月に東京海洋大学と農業生物資源研究所の研究グループは、ヌメエラビルをマイナス196度の液体窒素に24時間晒したり、マイナス90度のディープフリーザーで9か月以上凍結させたりしても生き延びることを報告し、本種が強い耐凍性を持つことを明らかにした。

関連サイト:
A Leech Capable of Surviving Exposure to Extremely Low Temperatures - PLOS One