2014年10月23日木曜日

概念【がいねん】

思考において把握される、物事の「何たるか」という部分。抽象的かつ普遍的に捉えられた、そのものが示す性質。対象を総括して概括した内容。 あるいは、物事についての大まかな知識や理解。

通俗的に大雑把に言ってしまえば、概念とは「どういう事か」「どういう物か」について捉えられる内容そのもののことである。例えば「ゼロの概念」は、(基本的に「対象がいくつあるか」を示すための「数える」行為において)、「無を数える」とはどういうことか、という、考え方に関する理解であるといえる。

概念は「意味」を伴って把握され、意味は概念として示される。意味と概念は似通うが必ずしも同一ではない。概念は言葉(名辞)によって表現されるが、必ずしもあらゆる概念が名辞を伴うとは限らない。また、概念が必ず本質的・中立的なものであるとも限らない。

「概念」という概念の定義や解釈は哲学における議題の一つであり、哲学的立場によっても扱い方は異なる。

「概念」という語は、英語の「concept」(あるいは独語の「Begriff」)に対応する訳語として案出された語である。conceptには哲学的な意味における「概念」の他に、「構想」や「構図」あるいは「テーマ」に近い意味合いも含まれる。世間に広く浸透している考え方の枠組み、そういうものだと認められている事柄などは、「既成概念」と呼ばれることもある。