2013年5月23日木曜日

ダイレクトシーケンス法【ダイレクトシーケンスほう】

PCR法で増幅したDNAを鋳型として、大腸菌などを用いたクローニングを経ずに、直接塩基配列を決定する手法のこと。PCRダイレクトシーケンス法、ダイレクトシーケンシング、直接シーケンス法などとも言う。 一般的に、 ダイレクトシーケンス法を行うためには、PCR反応液中に残存しているdNTPとプライマーを、精製により取り除かなければならない。利点としては、素早く配列データを得ることができ、遺伝子組み換え操作を必要としないことなどを挙げることができるが、一般的に成功率が落ち、読める配列の長さが短いなどの欠点もある。

ターン構造【ターンこうぞう】

タンパク質の立体構造において、2-3個のアミノ酸残基からなる、ポリペプチド鎖が大きく逆方向に折れ曲がった部分のこと。この部位は構造の関係上、プロリンやグリシンなどのアミノ酸残基からなることが多い。

タール紙【タールし】

タールを染み込ませた、重量のある製紙用パルプやボール紙のこと。防水性に優れることから、建造物(特に屋根)の施工に用いられる。現在は主に、タール紙に代わってハウスラップ材が用いられている。

ターミナルハンドリングチャージ

貨物船などが出港および入港する際に、コンテナターミナルで発生する、コンテナの取り扱い料金を意味する語。英語の頭文字をとってTHCとも言う。具体的には、クレーンなどで船からコンテナを降ろす作業や、そこから所定の場所に移動する作業において発生する費用のことを指す。

ターポリマー

3種類のモノマー(単量体)の重合によってつくられるコポリマー(共重合体)のこと。三元共重合体とも言う。

ソレアード「Soleado」

スペイン語で「陽だまり」や「日当たりのよい場所」を意味する語。日本ではマンションや介護施設、コーヒーメーカーなどの名前に用いられている。また、ダニエル・センタクルツ・アンサンブルの1974年の曲で、邦題を「哀しみのソレアード」という曲の原題が「SOLEADO(ソレアード)」である。

そり立つ,反り立つ,そりたつ

構造物などが、見上げるような急角度で高く立っている様子を意味して用いられている語。本来、「そそり立つ」の誤記と思われるが、TBSのテレビ番組「SASUKE」に「そり立つ壁」とよばれる急角度の壁が登場し、同競技の山場として著名であることから、この語が広まった可能性も考えられる。

そぼ降る雨【そぼふるあめ】

静かにしとしとと降る、小降りの雨を意味する表現。

照射脆化【しょうしゃぜいか】

原子力発電において、原子炉容器の鋼材が、ウランの核分裂過程で発生する中性子の照射を受けることによって脆くなる現象のこと。中性子照射脆化、NIE (Neutron Irradiation Embrittlement) とも言う。脆化の程度を調べるために、容器内に監視試験片が装着され、それが計画的に取り出されて機械試験が行われている例もある。

速戦速決

一般的には、戦いにおいて速やかに決着をつけるという意味の「速戦即決(そくせんそっけつ)」の誤用と考えられる。しかし、同じ意味で敢えてこの表記を用いている場合も考えられなくはない。

速詠【そくえい】

(1)即興で素早く和歌や詩などを詠むことを意味する語。特に、『愚管抄』の著者として知られる僧の慈円は、決められた数(例えば百首)の和歌を、決められた時間(例えば一夜)で素早く詠む、速詠の方法論を追究したことでも知られている。
(2)カプコンのゲームソフト「Dragon's Dogma」の作中に登場する、魔法の詠唱時間を短縮する効果を持つアビリティ(特殊能力)のこと。

足利義光

室町幕府第3代将軍、足利義満(あしかがよしみつ)の誤り。足利義満は、鹿苑寺金閣の建立や南北朝の合一、日明貿易の開始などの功績で知られる。

足拓

足の裏に直接墨汁などを塗り、紙や布などを踏んでその型をとることを意味する語。足型とも言う。

他決【たけつ】

主にビジネスの営業員の間で用いられる業界用語で、客が自社以外の業者と成約したことによる失注(受注失敗)を意味する語。

袖をまくる【そでをまくる】袖を捲る

衣服の袖の部分をめくり上げ、腕を露出することを意味する語。暑い時や、袖の部分が濡れる作業を行う時、物事に真剣に臨む時などに行われることが多い。

大原則【だいげんそく】

あるものについて当てはまる法則や規則のうち、特に重要かつ基本的なもの、あるいは絶対に守らなければならないものを意味する語。複数の大原則を挙げて、例えば「三大原則」や「五大原則」などと言われることもある。

大金星【だいきんぼし】

大相撲に由来する語で、客観的に見て勝ち目が薄いと思われていた、格上の相手に対する勝利を意味する語。番狂わせとも表現されるような、事前の予想を覆す、驚きを伴った勝利について用いられることが多い。「大金星を上げる」という表現がある。

大喝采【だいかっさい】

演技や作品などに対して、観客が盛大に声をあげたり、拍手したりするなどして賞賛の意を表すこと、あるいはその時の音を意味する表現。

大火事【おおかじ】

被害が甚大な、焼失面積の大きい火事を意味する語。大火、大火災とも言う。

大ヒット【だいヒット】

商品や作品などが大いに人気を博している様子を意味する表現。「大ヒット御礼」、「大ヒット上映中」などの表現がある。

大きく出る【おおきくでる】

(1)スケールの大きい構想を表明したり、実現の難しい事柄を必ず実現すると宣言したりするさまなどを表す言い方。多くの場合、「大言壮語」と同様、威勢はよいが根拠が薄い、身の丈に合わない、大げさな話だという印象を込めて用いられる表現。
(2)「差」や「違い」、「特徴」などの語と共に用いられ、通常よりも程度が強く表れている様子を指す言い方。「差が大きく出る」のような表現で用いられる。

代替手段【だいたいしゅだん】

目的の達成に向けて、ある手段をとるにあたって不都合が生じた時に、その代わりになる他の手段を意味する語。

代謝産物【たいしゃさんぶつ】

生体内において、酵素などを介した化学反応の過程で生じる有機化合物を意味する語。大きく分けて、生命維持活動や生殖などに直接関与する一次代謝産物と、直接は生存に影響しない二次代謝産物がある。代謝物、代謝物質などとも言われる。

代理出勤【だいりしゅっきん】

何らかの事由で欠勤した人の代わりに、主にその同僚などが出勤することを意味して用いられている語。代勤と略されることもある。

隊列走行【たいれつそうこう】

組織された複数の自動車などが、列をなして走行することを意味する語。特に、自動運転(オートパイロット)技術の実験の一環として、複数のロボットカーが列をなして走行することを指すことが多い。

出動服【しゅつどうふく】

警察官、特に機動隊員などが活動する際に着用する、作業服風の制服を意味する語。

隊服【たいふく】

部隊の制服を意味する語。特に、新撰組や奇兵隊などの制服を指して用いられることが多い。また、右翼団体が着る特攻服のような制服が隊服とよばれている場合もある。

隊道

「隧道(すいどう、ずいどう)」の誤り。隧道とは、トンネルを意味する語である。

隊商貿易【たいしょうぼうえき】

隊を組んで長い距離を移動し、遠方に物品を運ぶ商人(隊商またはキャラバン)を介した貿易を意味する語。主に砂漠地帯で多く見られる貿易の形態である。キャラバン貿易、隊商交易などとも言う。隊商貿易の拠点または中継地として砂漠地帯にあるオアシスが都市化された例が多く見られる。

退職事由【たいしょくじゆう】

会社などを退職する理由を意味する語。転職やいわゆる寿退社など、労働者側の都合による自己都合退職の他にも、契約期間の満了や定年退職、解雇、傷病などのケースも含まれる。自己都合退職の場合には、退職願の退職事由の欄には、具体的事由ではなく、「一身上の都合」と記載されることが多い。

退塾【たいじゅく】

生徒が学習塾をやめることを意味する語。病気など止むを得ない事情のほか、成績が上がらないという理由で自発的に退塾が申し入れられる場合も多い。また、場合によっては、問題行動や意思疎通困難などの理由で、塾の側から強制的に退会処分または退会勧告がなされることもある。

退院要求【たいいんようきゅう】

病院、特に精神科病院などに入院している患者が、自らの意思で医師などに対して退院を要求することを意味する語。精神保健福祉法においては、本人の意志に基づいて入院した任意入院患者の場合は、医師などは基本的に退院要求に応じなければならないが(22条3項)、診察の結果必要と認められる場合には、72時間に限り退院を引き止めることができるとされている(22条4項)。

関連サイト:
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律 - 総務省e-Gov

退院時共同指導【たいいんじきょうどうしどう】

病院などを退院し、在宅で療養を行う予定の患者を対象として、薬剤師がその病院に赴き、医者や看護師、その他のスタッフなどとともに、退院後の療養において必要な薬剤に関する説明や指導などを行う医療制度のこと。

退き口【のきくち】

主に戦国時代における、撤退戦(退却戦)の方法、あるいはその戦いそのものを意味する語。特に、島津義弘軍が関が原の戦いにおいて行った「島津の退き口」や、織田信長軍が朝倉義景軍との戦いの最中、浅井氏の離反に遭って撤退した「金ヶ崎の退き口」が有名である。

袋詰め【ふくろづめ】

物を袋に詰める作業を意味する語で、特にスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどのレジで、店員が商品をレジ袋などに詰めることを指すことが多い。レジに2人以上の店員がいる場合、袋詰めを担当する店員のことをサッカーと言うこともある。

胎動期【たいどうき】

物事が生まれて間もない期間を意味する表現。類似の表現に「黎明期」や「草創期」などがある。

胎児循環【たいじじゅんかん】

胎児における血液の循環系のこと。具体的には、血液が胎盤から臍帯中の臍静脈を経て胎児の体内に入り、心臓を経たのち、臍帯中の臍動脈を経て再び胎盤に戻るという循環を示す。胎児循環においては特に、胎児の不十分な呼吸器・消化器・泌尿器系の機能を兼ねる器官として、胎盤が重要な役割を果たす。また、肺にほとんど血液が流れないことや、心臓の右心房と左心房の間に卵円孔という穴が空いているのも、胎児循環の独特の性質である。

替り鉢【かわりばち】変わり鉢,替鉢

和食の「一汁三菜」の基本構成のうち、一部を別の献立に変えて代用すること、あるいは代用された献立を意味する語。例えば、煮物の替り鉢として蒸し物が供される例がある。

怠情

「怠惰(たいだ)」の誤り。怠惰とは、物事に対してやる気がなく、だらだらと怠けている様子を意味する語である。

帯白色【たいはくしょく】

主に植物や菌類などの、図鑑や論文における記載文に用いられる表現の一つで、白色を帯びた色を意味する。英語の「whitish」の訳語として用いられ、「類白色」と訳されることもある。類似の表現として、黄色っぽい色を「帯黄色」、赤っぽい色を「帯紅色」などと表現する例もある。

帯同審判【たいどうしんぱん】

スポーツの大会などにおいて、参加する各チームに登録されている審判を意味する語。選手、マネージャー、引率者、監督などから選出される場合もある。必ずしも審判員の資格を必要としない場合もある。

耐糖能【たいとうのう】

主に糖尿病や低血糖症の検査や病状評価に用いられる指標で、経口または血管内に糖(グルコース)を投与された際の処理能力を意味する語。投与した一定時間後に、血中グルコース濃度を測定することで求められる。耐糖能が低い場合、血糖値を制御するインスリンなどが十分に機能していないと判断される。健常人と糖尿病患者の中間にあたる、いわゆる「糖尿病予備軍」に、WHOなどは「耐糖能異常」の病名を与えている。

耐凍性【たいとうせい】

生物やその細胞、組織などが、0℃以下の温度でも凍結せずに耐える性質またはその度合いのこと。氷点下を生き延びることができる生物の多くは、不凍タンパク質や糖類、グリセロールなどの糖アルコールを細胞内に蓄積することにより、凍結を防ぐ仕組みを有している。

耐越水堤防【たいえっすいていぼう】

河川などの堤防のうち、増水した際に水が溢れ出ること(越水)を防ぐ能力が高いものを意味する語。土木学会の「耐越水堤防整備の技術的な実現性検討委員会」は、耐越水堤防を「越水に対して一定の安全性を保証することが可能な堤防」と定義している。

関連サイト:
耐越水堤防整備の技術的な実現性の見解〔要約〕 - 国土交通省

耐圧性【たいあつせい】

圧力に耐えることのできる性質、またはその度合いを意味する語。

耐え性

「堪え性(こらえしょう)」を「たえしょう」と読んだ誤読に基づく、漢字間違いと見られる。堪え性とは、苦しいことを我慢することのできる性質を意味する語である。

対話型授業【たいわがたじゅぎょう】

学校などでの授業のうち、教師と生徒、生徒と生徒、生徒と教材などの、対話を通した学習を行う形態のこと。対話型授業においては、生徒が自分自身の意見を発表する機会が増加し、表現力や思考力が高まるとされる。従来一般的に行われてきた、教師が教科書の内容をほとんど一方的に教える「教授型授業」に対する形態として、2003年頃から注目を集めるようになった。特に、2008年の新学習指導要領で表現力や思考力が重視されたことから、積極的に小中学校の教育現場に導入されるようになった。

対話型【たいわがた】

ある機械やソフトウェア、システムなどが、利用者と会話のような相互作用を行うことを意味する語。利用者が次に選択するべきものを画像や音声の形で順々に提示したり、利用者の操作の意図を汲み取り、即座に反応を返したりするなどの機能を指す。類似の表現に「会話型」や「双方向型」、「インタラクティブ」などがある。

対日参戦【たいにちさんせん】

日本を相手として戦争に参加することを意味する語。ほとんどの場合、第二次世界大戦中の1945年8月9日に起こった、ソビエト連邦による対日参戦を指して用いられる。

対戦ゲーム【たいせんゲーム】

ゲームのうち、人と人、あるいは人とコンピューターが対戦して遊ぶものを意味する語。例として、格闘ゲームやレースゲームなどが挙げられる。ネットワークを介して、離れた場所にいる人と対戦することのできるもの(オンライン対戦ゲーム)もある。

死滅期【しめつき】

細菌や酵母などの培養における、菌数と培養時間の関係を表現した「増殖曲線」の区分の一つで、菌数が徐々に減少していく期間のこと。養分の欠乏や密度効果などで、死滅する菌が増殖する菌を上回ることにより、菌数の減少が起こる。死亡期とも言う。

誘導期【ゆうどうき】

細菌や酵母などの培養における、菌数と培養時間の関係を表現した「増殖曲線」の区分の一つで、菌が培地の環境に十分に順応していない、細胞分裂の準備ができていないなどの理由で、まだ増殖をほとんど行っていない期間のこと。遅延期とも言う。

定常期【ていじょうき】

細菌や酵母などの培養における、菌数と培養時間の関係を表現した「増殖曲線」の区分の一つで、増殖する菌と死滅する菌が平衡状態にあるため、それ以上見かけ上の菌数が増えず、一定の値を保ち続ける期間のこと。静止期とも言う。

対数期【たいすうき】

細菌や酵母などの培養における、菌数と培養時間の関係を表現した「増殖曲線」の区分の一つで、細菌が旺盛に分裂する期間のこと。菌が対数的に増殖することに由来する。対数増殖期とも言う。

対抗策【たいこうさく】

敵対する相手や好ましくない物事に対応し、処理するための手段を意味する語。「対策」とほぼ同義である。

対外折衝【たいがいせっしょう】

組織の外部の利害関係の一致しない人間に対して、説得や交渉などを行い、合意形成を目指すことを意味する語。