(1)「ender」の音写。英語の「end」に人称が付いた形で、「終わらせる者」といった意味で用いられる。「career ender」(職歴を終わらせる者、出世の望みを断つ者)のように、他の語と組み合わせて用いられることもある。
(2)西欧の人名である「Andrew」を略したニックネーム。オースン・スコット・カードの小説「エンダーのゲーム」(Ender's Game)の登場人物の呼び名として特に知られる。
(3)1992年にホイットニー・ヒューストンがカバーしたドリー・パートンの楽曲、「I will always love you」の俗称。サビの冒頭の「And I」の部分が「エンダー」に聞こえることに由来する。「エンダアアアアアアアアアアア」などと表記されることもある。
安倍晋三首相が2013年9月に行われた、IOC総会の2020年夏季オリンピック招致最終プレゼンテーションで、東京電力福島第一原子力発電所から流出している汚染水に言及して述べた言葉。正確には、英語のスピーチで、「The situation is under control.」と発言された。汚染水が広域にわたって影響を及ぼしているわけではなく、影響はあくまで港湾内に留まっているという意味だとされる。地元住民や一部の専門家などからは、この発言の信憑性を疑う声が上がり、朝日新聞が10月7日に発表したアンケート結果では、76%の回答者がこの発言に対して「そうは思わない」と回答した。「コントロールされている」の語は、2013年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補50語にも選ばれた。
パラリンピアンの陸上選手、佐藤真海が2013年9月に、IOC総会の2020年夏季オリンピック招致最終プレゼンテーションで用いた言葉。正確には、英語のスピーチの中で、「the power of sports」および「the true power of sports」という言い回しで用いられた。「スポーツの底力」は、2013年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補50語に選ばれた。
「10歳のフィリピン人」という設定で、3DCGにより作成された架空の少女。インターネット上で、ビデオ通話を介した性的虐待が問題となっている中、児童性愛者をおびき寄せる「囮」として、オランダのNGO「Terre des Hommes」が作成した。従来、この種の性犯罪が摘発される例は少なかったが、「Terre des Hommes」は作戦期間の10週間の間にスウィーティーに接触し、猥褻行為を要求するなどした2万人のうち、1000人以上の身元を合法的に特定し、国際刑事警察機構に通報する成果を挙げた。