2016年8月2日火曜日

沈黙は金【ちんもくはきん】

沈黙することには金にも喩えられるほどの価値がある、という意味で用いられる語。

しばしば「雄弁は銀」との対で用いられる。一般的には、下手な弁論や弁解よりは黙している方がましである、という意味合いで用いられる。これは「言わぬが花」にも通じる含蓄といえる。

「沈黙は金・雄弁は銀」は西欧文化圏から導入された格言とされる。英語にも「Speech is silver, silence is golden」という格言がある。

この「沈黙は金・雄弁は銀」という表現が成立した当初は、金よりも銀の方が価値が高かった、つまり、、元々は、沈黙よりもむしろ雄弁を称えた格言であったという説がある。この見方に則ると、昨今では金の価値が銀に勝り、格言の意味はもっぱら沈黙を称える意味となった、ということになる。

なお普通は「ちんもくは《かね》なり」とは読まない。カネと読む場合は大抵「時は金なり」と混同した誤り。