2011年6月15日水曜日

うっとりする

快さ、快感、快楽などによって心を奪われた状態になるさま。うっとりとするさま。

うずたかく,堆く

物が幾重にも重なって、高く積み上げられているさま。「うずたかく積み上げられた書類」などのように用いる。

うずうずする,ウズウズする

参加したい、加わりたい、したい、といった心持ちが湧き上がってきて落ち着かなくなるさま。

うけたまる

「うけたまわる」(承る)の誤り。

うきうきする,浮き浮きする,ウキウキする

喜びや期待などにより昂揚しているさま。心が浮かれているさま。

穿った見方【うがったみかた】うがった見方

物事の事情や背景を見通そうとした見解や考え方。詮索を含むものの見方。

ウォークイン,walk‐in

「歩いて入る」とう意味の英語の形容詞。中に歩いて入れるほどの大きさの収納を「ウォークインクローゼット」と言う。事前の許可・予約が不要で立ち寄れる性質の店にも用いる。

ヴォーカル,vocal

曲の演奏における、楽器要素としての声。または、声により演奏の一部を担う人。クラシック音楽における声による音楽、ソプラノやテノールといった区分のあるものは「声楽」と呼び、ボーカルとは区別される。

うおさお

「うおうさおう」(右往左往)の誤記か。右往左往は、慌てて惑い、右へ左へとうろうろするさま。

い集【いしゅう】蝟集

物が一箇所に群がるように集まるさま。「蝟集」の「蝟」は針鼠を指す表外漢字。その針毛のように密に群がっている様子。魚介類の行動などについて言うことが多い。

インフラ整備【インフラせいび】

インフラ(インフラストラクチャー)、すなわち生活や産業の基盤となる公共設備を整え、充実させること。例えば、送電網の拡大や道路の修繕など。

インテリジェント化【インテリジェントか】

機械や道具などに情報処理機能を持たせ、コンピュータによる最適な制御ができるようにすること。「スマート化」とも言う。

インターナリゼーション,internalization

内面的なものとして獲得すること。内在化。英語「internalize」の名詞形。

意を決して【いをけっして】

意志を固める。決意する。覚悟する。覚悟を決める。といった意味の言い回し。

いわれもない,謂れもない

一般的に「いわれのない」と言い、理由がない様子を意味する表現。

謂れのない,いわれのない

何らかの言動を受けて、そう言われる理由がないさまを表す表現。わけもなく被るさま。

いわくありげ,曰く有りげ

物事の裏に何か特殊な事情がありそうな気配のするさま。「いわく付き」は事情が明白な場合に用いられるが、「いわくありげ」はそれとなくそういった感じがする程度。

いわくありげな,曰くありげな,曰く有り気な

その物事に関連して、何か特殊な事情がありそうな気配のするさま。曰くのありそうな。「いわく付き」は事情が明白な場合に用いられるが、「いわくありげ」はそれとなくそういった感じがする程度。

いらん,要らん

「いらぬ」に同じ。不要であるという表明。直接に不要と表現する点では比較的乱暴な言葉。丁寧に言う場合には「結構」「間に合っている」などのように言うことが多い。

いらぬせわ,いらぬ世話

必要としていない世話焼き。不要な面倒見。おせっかい。

イラッとする,いらっとする

苛立つさまを表す副詞「いらいら」から、不快感を急に催すさまを意味する表現。「むかっとする」なども同様。

いらしてる

「いらっしゃっている」を省略した言い方。多く、すでに到着しているさまを表す表現。すでにお見えになっている。

いらしてください,いらして下さい

「いらっしゃってください」を略した形。省略ではあるが正しい表現とされ、誤用と見なされることは稀。相手がこちらに来ることを敬っていう表現で、「お出でになってください」「お越しください」などと同様の意味合い。

いらして

「いらっしゃる」の活用形である「いらっしゃって」を略した形。一般的には、誤用ではなく正しい表現とされる。なお、かつては「いらっしって」のような略形が用いられた例もある。

否応なく【いやおうなく】いや応なく

賛成であろうが反対であろうが、好ましいことであろうとそうでなかろうと、などの意味の表現。「否応無く」「否応無し」。

いやん,イヤン,いやあん,いやーん

感動詞「いや」「いやあ」に対応する女性語。小さく感動して声を発する際などに用いられる。大体において愛嬌を醸す表現。

いやもすると

「ややもすると」の誤用。漢字は「動もすると」と書き、何かにつけてそうなる、といった意味合いで用いられる表現。

いやまして

「いやましにまして」の誤用。「弥増しに増して」と書き、量がさらに多くなっていくさま。

癒し系【いやしけい】いやし系

苦しみや辛さを取り除いてくれるような性質。または、そうした性質のある人、物、愛玩動物、音楽など。接していると心が和む感じのするもの。

癒し音楽【いやしおんがく】いやし音楽

いわゆる「ヒーリングミュージック」の訳語として用いられることのある表現。聴いていると心安らぐ、癒される思いのする音楽。癒しの音楽、癒し系の音楽。

いやがらす,嫌がらす

「嫌がらせをする」の意か。「嫌がらせ」は普通、サ変動詞のように用いられる。

否応なしに【いやおうなしに】否応無しに

良いとも悪いとも言わせることなく。否応なく。

いやいやながら,嫌々乍ら,嫌々ながら

いやだ、やりたくない、と思いながら、迫られたり促されたりして不本意にも行う様子を意味する表現。しぶしぶ。

いみじい

「いみじ」の誤りか。「いみじ」はひどい、すばらしい、など、程度の甚だしさを言い表す表現。

いまわの際【いまわのきわ】今際の際,今わの際

「今際」は死ぬ間際を意味する表現。もうすぐ死ぬ、もはやこれまで、と言う瞬間。

今もなお【いまもなお】今も尚

前々から続いている物事が現在の時点でも依然として続いているさま。

今のところ【いまのところ】今の所

いま目下の時点では、今の段階では。または、向う暫くは、当面は、といった意味でも用いられる。

今のうち【いまのうち】今の内

今のこの機会を指す表現。あとまわしにせず今。「逃げるなら今のうちだよ」のように用いる。「今のうちに逃げろ」のように言い換えることができる。

今のうちに【いまのうちに】今の内に

今。後回しにしないで、この機会に、といった意味合いの表現。「今のうちに逃げよう」のように用いる。

訝しげ【いぶかしげ】

いぶかしむ様子。怪しいと思っているさまを意味する表現。訝しげな。「怪訝な」とも言う。

いびり

「いびる」の名詞形。立場が下の者に無理なことをして苛むこと。「嫁いびり」などのように用いる。

訝しげな【いぶかしげな】

ある物事に対して、あやしいと思っている様子。訝しんでいる様子。怪訝な。

いびつな,歪な

ゆがんで異様な形になっているさま。正常でないようす。

いとも簡単【いともかんたん】

「いとも」は程度が甚だしいさま。ものすごく簡単、ひじょうに簡単。

いどまがない

「いとまがない」の誤りか。「いとまがない」は「暇がない」と書き、それにかかりきりで休まる暇もない様子。

いとまがない,暇がない,遑がない,暇が無い,遑が無い

時間の余裕や、手の空いている状態がとれないさま。もっぱら「枚挙に暇がない」「応接に暇がない」といった言い回しで用いられる。それにかかりっきりで休まる時間がないといった意味の言い回し。

いとけなき,幼き

「いとけなし」の連体形。「いとけなし」は「いとけない」の文語。

いとかなし

「いと」は程度の甚だしいさまを表す古語。「かなし」は心が痛むさまを表す古語。とても切ない、心苦しいさまなどを意味する表現。

いでだち

「出で立ち」の誤読。連濁せず、「いでたち」と読む。身なりや装い、あるいは、出発すること。

いてもうたろか

「いてまう」は、ひどく痛めつけることを意味する関西の言葉。「いってしまう」が元とされる。痛い目にあわせてやろうか?といった意味合いの、凄味を利かせる表現。

いつもありがとう

日頃の労をねぎらって言う表現。「いつもありがとうございます」とも言う。

一杯食わされる【いっぱいくわされる】いっぱい食わされる

まんまと騙されること。「一杯食わし」「一杯食わせる」の受け身。

いつでもどこでも,何時でも何処でも

時間も場所も問わないさまを表す表現。時間や場所による制約をほぼ受けないさま。

いっせいのせ,いっせーのーせ

複数人数で一斉に動作するとき、タイミングを合わせるために用いられる掛け声。

一糸まとわぬ【いっしまとわぬ】一糸纏わぬ

衣類をまったく身につけていないさま。素っ裸。おおむね「一糸纏わぬ姿」の言い回しで用いる。

いっきょかせい,一挙呵成

「一挙に」と「一気呵成」を誤って混ぜて用いた表現。「一挙に」は複数の物事を一度に片付けるさま。「一気呵成」も、多数の事柄を一気に片付けるさま。

いちるの,一縷の

「一縷」は1本の細い糸。希望がかなう可能性がごくごく僅かであるさまを意味する表現。

一躍時の人【いちやくときのひと】

「一躍」は、急激にそのような状態になること。「時の人」は、世の中で時流に乗り、脚光を浴びている人。何らかのできごとをきっかけにして、あっという間に広く世間の知るところとなったような人を指して「一躍時の人となる」のように表現する。

いちゃいちゃする,イチャイチャする

男女が体を寄せ合い、触れたりしながら、戯れるさまを示す表現。「いちゃつく」とも言う。

いちへいそつ

「一兵卒」の意。一般的には「いっぺいそつ」と読む。単なる一人の兵卒、しがない身分などを意味する表現。

一二もなく【いちにもなく】

「一も二もなく」がより一般的な言い回し。まったく異論もなく同意・承知するさまを表す表現。

いちぢるしい

「いちじるしい」の誤記。「著しい」と書く。

労り合う【いたわりあう】労り合う

お互いに苦労をねぎらい、同情の気持ちを持つ、あるいは、大事に接するさま。

いたれりくつせり,至れりくつせり

「いたれりつくせり」(至れり尽くせり)の誤り。あらゆる事柄が配慮されていて申し分のないさま。

イタリアルネサンス,イタリアルネッサンス

14世紀イタリアで興った芸術や学問の復興運動。200年ほどの間に文芸・学問・芸術など多分野において革命とも言うべき文化的展開が行われ、西洋世界の文化や精神を方向づけた。単に「ルネサンス」と言えば普通この出来事を指すが、「再生」や「再興」の意味でルネッサンスと言う例も多いため、区別する意味でイタリアルネッサンスと言うことがある。

いたらぬ考え【いたらぬかんがえ】至らぬ考え

隅々まで配慮されていない考えのこと。思慮が足りていないさまを表す表現。

いたらず,到らず,至らず

「いたらない」(至らない)に同じ。「至らない」には主に、達しない、到達できない、等の意味があるが、十分な注意や配慮がいきわたっていないさまも表す。

いだましい

「いたましい」の訛った表現か。「いたましい」は痛々しくて見ていられない様子などを表す表現。

いたぶり,甚振り

「甚振る」の活用。いじめ痛めつけること。

いただけません,戴けません,頂けません

相手からの贈り物を丁寧に固辞する言い回し。頂くことはできません。「いただけない」と常態で言う場合には意味合いが異なり、感心しない、といったニュアンスを伴う。

いただきもの,いただき物,頂き物,戴き物,頂きもの,戴きもの,いただき物

人から貰った物のこと。

いたいけな,幼気な

子供が幼いのにけなげでかわいらしく、心打たれるさま。だいたい「いたいけな子供」のように「子」「子供」「幼子」を形容する。

いたいげ

「いたいけ」の誤り。「いたいけ」は「幼気」と書き、幼いのにけなげでかわいらしいさま。

いささかも,聊かも,些かも

「いささか」は分量・程度が僅かであるさま。否定を伴って少しも・ちっとも・微塵も・全く・全然、そんなことはない、といった意味を表す言い回し。いささかなりと。

いさぎがいい,いさぎがよい,いさぎが良い

「いさぎよい」(潔い)の誤読。「潔い」で一個の形容詞。意味は、卑劣さや汚点がなくて立派なさま。

イケール

90度の角度を精確に測ることができる金属加工の台。

いけしゃあしゃ

「いけしゃあしゃあ」をやや略した形。憎いほど平然としている様子。

いきりたって,熱り立って

「熱り立つ」(いきりたつ)状態であるさま。

いきりだつ

普通は「いきりたつ」と読み、連濁はしない。「熱り立つ」と表記する。興奮する様子。

いきくるしい

ふつうは「いきぐるしい」と連濁する。「息苦しい」と表記する。

いきがり,意気がり,粋がり

粋であるように振舞うこと。「いきがる」の活用。

いかんともしがたし

「いかんともしがたい」(如何ともし難い)を文語調にいう表現。

いかしきれない,生かしきれない,活かしきれない

よい部分を引き出すことが十分にできていない。長所を満足に活用できていない。

いかがですか

丁寧に、相手に提案したり勧めたりする際に用いる言い方。如何でしょう。

如何でしょう【いかがでしょう・どうでしょう】

是非を相手に丁寧に問う際の表現。意見を聞く際に用いる。いかがでしょうか。いかがですか。

いい話【いいはなし】

良い、と評価できる話。得な、有益な、しみじみする、心が洗われる、勇気付けられる、といった様々な意味合いの良さを含む話について用いる。

いい得も知れない

「言い知れない」「えもいわれぬ」「言い得ぬ」などをまぜこぜにした表現か。いずれにしても、言葉に表現できないような甚だしい、または不可思議な様子を形容する表現。

いい面の皮【いいつらのかわ】

面の皮がいい具合になっていること。「いい」は反語的な表現で、「面の皮が厚い」すなわち、あつかましい、恥知らずな、といった意味合いで用いる表現。

いい値段【いいねだん】

「いい」は反語的な表現。けっこう値が張る様子を表す表現。

いい気になる【いいきになる】良い気になる

気分がよくなる。調子に乗る、増長する。

いい加減な【いいかげんな】

ぞんざいで、適当な調子であるさま。手抜かりが目に付く様子。

いいようにする

のぞむようにする。ほしいままにする。

いいようにされる

相手のほしいままに扱われるさま。

いい迷惑【いいめいわく】良い迷惑

迷惑だ、ということを反語の「いい」で強調した表現。はなはだ迷惑だ。特に自分に関係のない、とばっちりについて言う。

いいなあ,いいなぁ

「よい」という意見の表明に、しみじみ述べる「なあ」をつけた形。多く、相手が有するものについて羨む心裡を表明する言い回し。

いいとこ

「いいところ」の約まった形。格好いい側面。「いいとこ見せる」の言い回しで用いることが多い。

言いつつ【いいつつ】云いつつ

何かを言い、同時に何かをすること。言いながら。

いいぞ

のぞましい状態・状況であることを表現する呼びかけ。「その調子だ」と合わせて使うことが多い。

いいかっこ

「いい格好」の約まった形。ええかっこう。体裁を作るさま。多く、揶揄する場合に言う。