2014年8月20日水曜日

あざとい,小聡明い

小狡いさま、抜け目のない感じのあるさま、やり方があくどいさま、たちの悪い様子、といった意味の表現。文脈によっては「浅はかにも」のようなニュアンスも含まれる。

最近の俗な用法では、「あざとい」は、いたずらに情欲や胸のときめきを掻き立てるような ―― しかもそれが計算ずくで行われている趣のある ―― 仕草やポーズなどを形容する言い方として用いられる傾向が多分にある。小利口な立ち回りに対するかすかな苛立ちや、可愛いから許せるといった寛容さも、念頭に置かれていることが多い。

「あざとい」の語のニュアンスは、ある種の感情を煽るという意味で、「小悪魔的」という表現に相通じる部分がある。「小悪魔的」はもっぱら女性の蠱惑的な魅力を表現する言い方であるが、「あざとい」はより広く、少女、小動物、あるいは男性、果ては非生物や演出などを形容する(ある種の心情をくすぐられる)表現としても用いられる。