実用的で現代的な日本語の表現について解説する辞書・辞典サイト。ビジネスの現場や電子メール、あるいは職場の上司などから聞いたような、現代的な日本語の中で、特に実用的な場面で利用される言葉を解説します。
2010年12月28日火曜日
一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり【いちじつのけいはあしたにあり、いちねんのけいはがんたんにあり】1日の計は朝にあり、1年の計は元旦にあり,一日の計は朝にあり、一年の計は春にあり
その日に為すべきことは朝に計画を立て、その年に為すべきことは元旦に計画を立てるべきである。何事もはじめに計画を立てるのが肝要である。「一年の計は春にあり」ともいう。「一日の計は晨にあり、一年の計は春にあり、一生の計は勤にあり、一家の計は身にあり」。これら「一日の計」「一年の計」「一生の計」「一家の計」の四つの計をもって「四計」と呼ぶ。
一年の計は元旦にあり【いちねんのけいはがんたんにあり】1年の計は元旦にあり
その年にすべきことは、元旦に計画を立てるべきである。「一年の計は春にあり」ともいう。何事もはじめに計画を立てるのが肝要であるということ。一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり。
2010年12月27日月曜日
始めは処女の如く、後は脱兎の如し【はじめはしょじょのごとくのちはだっとのごとし】
始めのうちは物知らぬ少女のように弱々しく振る舞い、敵の油断を誘っておき、攻撃は脱兎の如く機敏に行うことで敵に防禦の隙を与えないという、兵法。孫氏の言葉に因む。
上り坂【のぼりざか】登り坂
登る坂道。転じて、物事が徐々に上昇、向上していく様子を表す。対義語は下り坂。前足が短く後ろ足の長い兎が上り坂を駆けるように、物事がどんどん進捗するさまを「兎の上り坂」(兎の登り坂)という。
2010年12月26日日曜日
人日の節句
五節句の一つ。旧暦1月7日の節句。新春の滋養に富んだ春の七草を七草粥にして食べ、1年の無病息災を願う。正月の松の内の終わりに粥を食べることで腹休めとする意義もある。そうした節句に限って怠け者は忙しくするという「怠け者の節句働き」という諺がある。
正月七日【しょうがつなのか・しょうがつなぬか】正月7日
1月7日。ふつう、陰暦1月7日の人日の節句を指す。春の七草で作った七草粥を食べ1年の無病息災を祈願する。元日から松の内(松七日)の大正月を指す場合もある。
2010年12月25日土曜日
一兵卒【いっぺいそつ】
一介の兵士。しがない兵卒。なんら特別な立場にもなく、大勢いる中の一人に過ぎない、または、上官の命をうけて黙々を従うのみ、といった意味で用いる。多くの場合は自分の立場について言う。
謹啓【きんけい】
手紙の書き出しに用いる挨拶文。「謹んで申し上げます」の意。「拝啓」よりも畏まった機会に用いられる。「謹啓」に対する結語は「敬白」もしくは「謹言」となる。謹啓に続く文章は、「拝啓」で始める場合と特に変わらず、例えば「謹啓 時下益々御清祥のこととお慶び申し上げます」のような言葉を連ねる。
還付【かんぷ】
主に行政機関などが、徴収した税金や押収物をもとの所有者へ返すこと。還付される税金は還付金という。また、還付金が受け取れると偽りATMを操作させ、逆に振込みを行わせる詐欺の手口を還付金詐欺という。
2010年12月24日金曜日
御尊父【ごそんぷ】ご尊父
相手の父親を敬っていう「尊父」に、敬意の「御」を添えた表現。お父上とも言う。母親の場合、対応する表現として「御母堂」(ご母堂)などと言う。息子の場合は「御子息」、娘の場合は「御息女」「御令嬢」など。
リア充【リアじゅう】
「現実の生活が充実している人」を指す俗語。交友関係、男女関係、生活環境などが満たされている様子などを意味する表現。リア充は元々、インターネット上の電子掲示板などで使われ始めた言葉であるが、若者言葉のひとつとしてリア充の間でも広く用いられるようになっている。2011年女子中高生ケータイ流行語大賞では1位(金賞)になった。なお、同ランキングの2位は「てへぺろ☆(・ω<)」、3位は「あげぽよ」となっている。
2010年12月22日水曜日
脳漿【のうしょう】
脳脊髄液の通称。脳脊髄液に血液などが混じったものを指すこともある。脳のまわりを満たしている液であり、頭脳そのものを指すものとして用いられる場合もある。「脳漿を絞る」などの表現は、「知恵を絞る」「脳みそを絞る」などと同様、あらん限り頭脳を働かせる様を表現するもの。
おぼこ娘【おぼこむすめ】おぼこな娘
うぶな若い女。世間擦れしておらず垢抜けないさま、あるいは、まだ男女の交わりを知らないことを指す。単に「おぼこ」とも言う。西日本では「おぼこい」と形容詞的にも用いる。
一楽二萩三唐津【いちらくにはぎさんからつ】
茶の湯において、茶人に愛好されるすぐれた茶陶を称する表現。それぞれ、京都の楽焼、山口の萩焼、北九州の唐津焼を指す。同じく「一井戸二楽三唐津」という表現もある。
茶陶【ちゃとう】
茶道用語で、茶の湯に用いる陶器のこと。茶道具として、茶の湯に使用するために焼かれた器を指す。例として、楽焼、萩焼、信楽焼、備前焼など。中でも京都の楽焼、山口の萩焼、北九州の唐津焼は茶陶として名高く、「一楽二萩三唐津」などと称される。
2010年12月21日火曜日
アウトリガー
船が転覆を防ぐために船体の横などに装着する浮き。元は船舶において船体の外側に施された艤装(ぎそう)のこと。転じて、建設機械などで機械本体の転倒を防止するために車両から張り出し、地面に対して突っ張る装置のこと。自走式の建機の場合は、車輪を浮かせることで不意の移動を防ぎ、安定性を向上させることができるようになっている。
兎の登り坂【うさぎののぼりざか】兎の上り坂
物事が滞りなく順調に進捗すること。ウサギは後ろ足が発達しており前足に対して長いので、坂を上るのが得意であり、持ち前の力を発揮してぐんぐん進むことができる。多く、そのように自分の得意分野で能力を遺憾なく発揮できることを指す。
土壇場【どたんば】
物事の差し迫った状態。元々「土檀」は斬首刑を行う場を指すものであり、そのような場所に(受刑者として)上げられているような、絶体絶命の局面にある状態を指すことが多い。ピンチに瀕しているという意味合いを含む場合と、単に最終的な局面でという意味合いを含む場合とがある。後者は「ここに来て」で言い換え可能な場合が多い。スポーツ競技などにおいては「土壇場での逆転勝利」などと言うことも多い。
土壇【どだん・どたん】
土の檀。檀とは周囲に対して一段高く構えるための構造のこと。土を盛って築いた檀。後に土檀は、斬首を行うための処刑場として利用されることが多くなり、「土壇」あるいは「土壇場」が、逼迫した状況、最後の局面などを表すようになった。
つんつるてん
衣服が小さすぎて、手足や胴に対して丈が足らず肌が一部あらわになっているような状態。多く、みっともない様を形容する場合に用いる。地域によっては、同じ様子を指して「ちんちくりん」と言ったり、または、よく剃った頭を「つんつるてん」と言ったりもするが、関連性については諸説ある。英語において、衣服が「too short to me」であるなどと表現される場合に、日本語の訳語として「つんつるてん」の表現を充てる場合がある。
でんぐり返し【でんぐりがえし】でんぐり返り
手をついた状態で頭を体の下に運び、背中を地面につけて1回転し、再び起き上がる動作。後転を含める場合もあるが、多くの場合は前転を指す。また、手も背中も地につけずに1回転する動作は、でんぐり返しと呼ぶよりも宙返り、とんぼ返りと呼ぶ場合が多い。転がる他に転がす、ひっくり返すといった意味で「でんぐり返し」と表現する場合がある。でんぐり返る、でんぐり返す、などとも言う。
2010年12月1日水曜日
2010年11月30日火曜日
2010年11月24日水曜日
サルタナレーズン,トルコゴールデンレーズン
干しぶどうの一種。トルコ産で、ほのかに黄味がかった色が特徴。トルコゴールデンレーズンとも呼ばれる。カリフォルニアレーズンと同じく、ナチュラルトンプソンシードレス種から作られる。
2010年11月17日水曜日
新大牟田【しんおおむた】
2011年全線開業予定の九州新幹線鹿児島ルートにおいて、福岡県大牟田市大字岩本に設置される予定の駅の名称。新大牟田駅。従来からある大牟田駅(おおむたえき)に対して、「新大牟田」と呼ばれる。
2010年11月13日土曜日
研鑽を積む【けんさんをつむ】研鑽をつむ,研さんを積む,けんさんを積む
学問などを深く究める、よく勉強しよく研究する、などの意味の表現。「研鑽」は学問の研究によく励んだり知識を深めたりする、などの意味。
イリンクス
フランスの社会学者・文芸評論家であるロジェ・カイヨワが主著の一つ『遊びと人間』で提唱した「遊び」を4つに分類した際の概念の一つ。綴りは「ilinx」。 ジェットコースターなどに乗った場合などの「眩暈」や「絶叫」を表す。
2010年11月12日金曜日
2010年11月11日木曜日
2010年11月10日水曜日
2010年11月9日火曜日
打ち拉がれる【うちひしがれる】打ちひしがれる
激しい打撃や精神的な苦痛などによってやる気を失ったり、またはがっかりしている、などの意味の表現。「打ち拉ぐ(うちひしぐ)」の受け身の表現だが、「打ち拉がれる」という受身の形で用いられることが多い。
従業員数【じゅうぎょういんすう】
企業などにおいて雇われて働いている人間の数。役員や非正規雇用者である「派遣社員」「アルバイト」「パート」などを含む場合もあれば含まない場合もあり、企業や文脈によって、実際に指すものは微妙に異なる。
2010年11月8日月曜日
形振り構わず【なりふりかまわず】なりふり構わず
服装や態度などのにとらわれずに、他人にどのように見られるのかなど気にせずに、などという意味の表現。「形振り(なりふり)」は服装や態度などのことを意味する表現。
2010年11月6日土曜日
憂慮【ゆうりょ】
非常に心配すること、非常に懸念すること、憂い慮ること、などの意味の表現。「憂慮」という場合は、通常は単に「心配しておろおろしている」ということではなく「強い危機感を持って心配している」という意味合いで使われる。
憂国の士【ゆうこくのし】
国の将来について心配し、自らの時間や財産などを犠牲にして国を立て直すための活動や行動を起こす人。特に、政府側ではない一般的な民衆の立場でそうした行動を取る人のこと。志士、志士仁人。
2010年11月5日金曜日
ルート営業【るーとえいぎょう】
一定の決まった顧客や得意先などを決まった手順や運用ルールなどに基づいて回る営業スタイルのこと。「ルートセールス」とも呼ばれる。新規の顧客を開拓する新規開拓と対比的に用いられる用語。
カテゴリ検索【かてごりけんさく】カテゴリー検索
インターネット上のウェブサイトなどにおいて、カテゴリごとに分類されたディレクトリ構造を持ったリンク集の中からウェブサイトを検索したりするサービスの総称。
二つ名【ふたつな】ふたつ名
本名や正式名称ではないが、対象を一意に指す呼び名として一般的に用いられている呼び名のこと。異名、通称、あだ名、通り名、ニックネーム、コードネーム、源氏名なども二つ名に含まれる。
とりわけ、その者の特徴や性質を端的に印象的に述べた言い回しを特に二つ名と呼ぶことも多い。たとえば「越後の龍」「尾張の大うつけ」「東海一の弓取り」「犬公方」「東洋の魔女」「フジヤマのトビウオ」「日本プロレス界の父」などは、それぞれ特定の人物・団体を一意に示す二つ名として用いられている。
とりわけ、その者の特徴や性質を端的に印象的に述べた言い回しを特に二つ名と呼ぶことも多い。たとえば「越後の龍」「尾張の大うつけ」「東海一の弓取り」「犬公方」「東洋の魔女」「フジヤマのトビウオ」「日本プロレス界の父」などは、それぞれ特定の人物・団体を一意に示す二つ名として用いられている。
ご教授【ごきょうじゅ】
「教授」の丁寧な表現。「教授」には「大学教授」などという場合の「先生」という意味の他に、「教授する」というサ変動詞としての用法があり、その用法を丁寧に表現したもの。
但し、単に人に教えて下さいという意味で使う場合は、通常は「教示」の丁寧な表現である「ご教示」が使われることが多く、しばしば「ご教示下さい」と言うところで「ご教授下さい」という風に書くなど、2つの表現を混同して使われている場合がある。
但し、単に人に教えて下さいという意味で使う場合は、通常は「教示」の丁寧な表現である「ご教示」が使われることが多く、しばしば「ご教示下さい」と言うところで「ご教授下さい」という風に書くなど、2つの表現を混同して使われている場合がある。
諸元【しょげん】緒元
特定の製品や商品などに関する、「性能」「性質」「形態」「形状」「素材」「材質」などといったそれを構成する個々の要素の仕様やデータのこと。
1つの製品に関して、様々な諸元をまとめたデータは「諸元表」「諸元一覧」「諸元リスト」などと呼ばれる。また、コンピュータ関連機器や電子機器などの場合は「スペック」と呼ばれることが多い。
1つの製品に関して、様々な諸元をまとめたデータは「諸元表」「諸元一覧」「諸元リスト」などと呼ばれる。また、コンピュータ関連機器や電子機器などの場合は「スペック」と呼ばれることが多い。
為念【ねんのため】
念の為(ねんのため)、万が一に備えて、などの意味の表現。漢文調の古い文章などにしばしば見られる他、インターネット上の文章でもスラングや隠語のようにしばしば使われるが、通常は「念の為」と書くことが多い。
2010年11月3日水曜日
大票田【だいひょうでん】
議員などの選挙において、特に沢山の得票が見込める大都市や人口の多い地域などのことを指す表現。「票田」は、多くの得票が見込める土地を、収穫が沢山見込める田んぼに例えた言い回し。
2010年11月1日月曜日
2010年10月30日土曜日
運転を見合わせる【うんてんをみあわせる】運転を見合せる
鉄道などの交通機関において、「一時的に運転を中断する」の意味で使われる表現。
「運転を見合わせる」と言われる場合、運転を再開できるようになる見通しが立つまで待機した後に、途中の駅などまで走っていた列車などについて遅れて運転を再開する流れとなる。
これに対して「運休する」という場合は、運転自体を取りやめる扱いとなり、途中の駅などまで運転していた列車について運転の再開は行われない。
「運転を見合わせる」と言われる場合、運転を再開できるようになる見通しが立つまで待機した後に、途中の駅などまで走っていた列車などについて遅れて運転を再開する流れとなる。
これに対して「運休する」という場合は、運転自体を取りやめる扱いとなり、途中の駅などまで運転していた列車について運転の再開は行われない。
運休【うんきゅう】
鉄道などの交通機関において、運転自体を取り止めること、キャンセルすること。
「運休」という場合は、運転自体を取り止める扱いとなり、途中の駅などまで運転していた列車について運転の再開は行われない。
これに対して、「運転見合わせ」の場合は、運転を再開できるようになる見通しが立つまで待機した後に、途中の駅などまで走っていた列車などについて遅れて運転を再開する流れとなる。
「運休」という場合は、運転自体を取り止める扱いとなり、途中の駅などまで運転していた列車について運転の再開は行われない。
これに対して、「運転見合わせ」の場合は、運転を再開できるようになる見通しが立つまで待機した後に、途中の駅などまで走っていた列車などについて遅れて運転を再開する流れとなる。
運転見合わせ【うんてんみあわせ】運転見合せ
鉄道などの交通機関において、一時的に運転を中断すること。
「運転見合わせ」の場合は、運転を再開できるようになる見通しが立つまで待機した後に、途中の駅などまで走っていた列車などについて遅れて運転を再開する。
これに対して「運休」という場合は、運転自体を取りやめる扱いとなり、途中の駅などまで運転していた列車について運転の再開は行われない。
「運転見合わせ」の場合は、運転を再開できるようになる見通しが立つまで待機した後に、途中の駅などまで走っていた列車などについて遅れて運転を再開する。
これに対して「運休」という場合は、運転自体を取りやめる扱いとなり、途中の駅などまで運転していた列車について運転の再開は行われない。
2010年10月29日金曜日
施工管理【せこうかんり】
建設工事において、工事現場における施工の全体の管理・監督すること。施工を行う人、材料、方法、機械など管理の他、施工計画の策定、並びに、原価管理や工程管理、品質管理などが、施工管理に含まれる。なお、施工管理に関しては、建設業法第27条に基づく国家試験である「施工管理技術検定」により取得可能な国家資格である「施工管理技士」がある。
2010年10月28日木曜日
2010年10月27日水曜日
おへちゃ
女性について、顔がぺちゃんこになったような顔立ちの良くないことを指す表現。へちゃむくれ、とも言う。同じ意味の言葉である「へちゃ」に、「お」が付いた形。「おへちゃな娘」などという具合に使われる。
厚生費【こうせいひ】
企業が従業員の慰安や労働環境のために支出する費用のこと。厚生費に加えて、法定福利費、福利施設負担額、退職給与引当額等、給与以外で人件費と見なされるものを全てあわせてたものは「福利厚生費」と呼ばれる。
ご教授【ごきょうじゅ】御教授
教え伝えることを意味する「教授」に、丁寧表現の「御」を添えた表現。
「教授する」という表現には、「学問や技能を伝達する」という意味が多分に含まれる。そのため、日常会話の中で(「教えてください」という意味の丁寧表現として)用いられることのある「ご教授ください」という言い方は、本来は誤用であり、「ご教示ください」の誤用である、とする見解もある。
「教授する」という表現には、「学問や技能を伝達する」という意味が多分に含まれる。そのため、日常会話の中で(「教えてください」という意味の丁寧表現として)用いられることのある「ご教授ください」という言い方は、本来は誤用であり、「ご教示ください」の誤用である、とする見解もある。
ASTM材料【えーえすてぃーえむざいりょう】
ASTM(米国材料試験協会;American Society for Testing and Materials)が規格として定めた工業材料のこと。ASTM規格に則った材料のこと。
悦に浸る【えつにひたる】
「悦に入る(えつにいる)」の誤用、または転用。「悦に入る」は、満足することができて喜ぶこと。「悦に入る」から転じて「悦に浸る」という風に言われる場合は、「喜びに浸る」「自己満足して楽しむ」などの意味で使われることが多い。
馬子に縕袍【まごにわんぼう・まごにどてら】
分相応であることのたとえ。身分や能力などに衣装などが相応しいことのたとえ。直接的には「馬子には縕袍が似合っている」の意味。「馬子(まご)」は、馬に荷物などを載せて運ぶ職業の人のこと。縕袍(わんぼう/どてら)は、厚く綿を入れた防寒のための着物のこと。
首を洗う【くびをあらう】
「覚悟しておけ」「覚えておけよ」などの意味でしばしば捨て台詞や喧嘩などに文句に使われる「首を洗って待ってろ」「首を洗って待っておけ」などの表現の中で使われる言い回し。古く武士が切腹を命じられた際に身を清め切腹の覚悟をしたことに由来する表現か。