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遠くなりにけり【とおくになりにけり】

もう遠い昔のことになってしまったのだなあ・・・・・・としみじみ感じ入るような意味を込めて用いられる言い回し。「なりにけり」は基本的には古語であり、過ぎ去ったことがらをしみじみ叙述する場面で用いられる表現。

中村草田男は明治から昭和への転換期に消えゆく明治の文化に思いを馳せ「降る雪や 明治は遠くなりにけり」と詠んだ。「昭和は遠くなりにけり」のような表現も、この「明治は~」の句を念頭に置いたもじり表現といえる。
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好き避け【すきよけ・すきさけ・すきざけ】

好意があることを理由に(好意の裏返しとして)よそよそしい態度を取ったり距離を置くようにしたりすること。普通は接近を図るはずの場面で、むしろ嫌っているかのように遠ざかろうとするような傾向。

「好き避け」は、基本的には、自分が相手に思いを寄せている状況で、自分の恋慕を相手に気取られないようにあえて距離を置く、という状況を指すといえる。失恋を恐れたり、今までの友達関係が保てなくなることを恐れたり、といった要素が理由になりやすい。

「好き避け」は、相手が自分を思慕していることに気づいて自分から避けるようになる状況を指して用いられることもある。 照れくささ・恥ずかしさが理由になりやすい。

相手が自分を好いているようだが、自分は相手の気持ちに応えられない、という考えから接触機会を減らし遠ざかるような避け方も「好き避け」と呼ばれ得る。ただし、この場合は「ごめん避け」と呼ばれることの方が多い。

なお、「避ける」の読み方は「よける」と「さける」の2通りあり、「好き避け」の読み方も「すきよけ」「すきさけ」のどちらもあり得る。「すき - さけ」に連濁が生じた「すきざけ」もあり得る。

「避ける」を「よける」と読む用法には「自分が位置を変えて回避する」というニュアンスがある。「さける」と読む用法には「対象に近づかないようにする」というニュアンスがある。どちらの読み方でも「好き避け」の意味を示すには妥当であり、どちらが適切・不適切とは判じがたい。

例外者【れいがいしゃ】

規定や通例の枠組みに当てはめて捉えることが難しい、あるいは、常識や世間一般の感覚では理解しがたい、そいった特殊な人物を指す意味で用いられることのある語。

とっくの昔【とっくのむかし】疾っくの昔

ずっと以前のことに言及する場面で、往々にして半ば「今さら言及するような話題ではない」というニュアンスを込めて述べるような場面で用いられることのある言い回し。

「とっく」は「とう」(疾う)が転訛した語とである。音変化したもので、「とう(とっく)」は今となってはずっと前であることを示す表現。

その辺【そのへん】

話者自身よりは相手の側に近いといえる場所や話題について、位置・程度・範囲などをおおまかに示す意味合いで用いられる表現。

(1)話し手から少し離れた場所、もしくは聞き手がいる場所を大づかみに指す指示詞的な言い方。いわゆる「こそあど」のうち、中称の接頭辞「そ」を用いた表現。
(2)聞き手側の物の量や行動の程度などを大雑把に指す言い方。例えば、人が容器に水を注いでいる状況で「その辺でよい」といえば、あなたが今注いだ量でおおむね十分、といった意味を伝達しうる。「そのくらい」などの言い方と同じような意味合い。
(3)ある一定の範囲の内容や関連する事情をざっくりと指し示す言い方。「その辺のことは知らない」といえば、関連する諸事情については分からない、といった意味合いとなる。
(4)世間一般、ちまたを指す言い方。「その辺にいる」などの言い方で、事物の凡庸さを評する言い回しとして用いられることが多い。

昭和感【しょうわかん】

どことなく、元号が「昭和」であった頃のような風情が感じられるさま、そのような(昭和時代のような)雰囲気、といった意味で用いられることのある言い方。

昭和感は、主に戦後、高度経済成長期からバブル崩壊までの期間にありがちだったが現在ではめったに見られなくなってしまったような情景や意匠が念頭に置かれることが多いといえる。町並みや店の佇まい、服装や言動など、形容され得る対象は多岐にわたる。

メイク動画【メイクどうが】

主に女性の上手な化粧(メイク)の仕方を実践的に紹介する動画コンテンツという意味で用いられることのある表現。動画共有サイト「YouTube」では化粧品(コスメ)を紹介する動画やメイク動画を主に投稿して人気を得ている投稿者もおり、「美容系ユーチューバー」と呼ばれることもある。

イラストや映像作品などの制作現場・制作過程を撮影・収録した映像を「メイク動画」と呼ぶ可能性も皆無ではないが、それは基本的には「メイキング動画」と呼ばれる。